2014年5月25日 水星が東方最大離角

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(説明図)
ステラナビゲータで作成

日の入り後の西の空の低いところで見えている1等級の水星が、5月25日に太陽からもっとも離れて東方最大離角となる。日の入り45分後で高度11度と低いが、今年の夕方に見える水星としてはもっとも条件が良い。西の空がひらけたところで双眼鏡で見てみよう。マイナス2等の木星の右下あたりに位置している。

地球の内側を公転する水星や金星は、太陽の反対側に来ることはないので、決して真夜中には見えない。空の中での位置が太陽から大きく離れることがなく、見える時は必ず日没後の西の空か、日の出前の東の空となる。

今回のように太陽からもっとも東側に離れるときを「東方最大離角」と呼び、この日の前後は日没後に観測しやすい。反対に太陽から西側に離れる「西方最大離角」のときは、日の出前の東の空で観測しやすくなる。

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