2012年8月15日 金星が西方最大離角

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より詳しい情報や観察方法は、特集ページをご覧ください。
【特集】2012年8月15日〜16日 金星・水星が西方最大離角

(説明図)
ステラナビゲータで作成

明け方に木星の後を追って昇り、東の空で冬の星座を背景に輝いている金星が、8月15日に太陽からもっとも離れて西方最大離角となる。日の出1時間前でも高度30度と見やすい。低いところには、翌日に同じく西方最大離角となる水星も見えている。

地球の内側を公転する水星や金星は、太陽の反対側に来ることはないので、決して真夜中には見えない。空の中での位置が太陽から大きく離れることがなく、見える時は必ず日没後の西の空か、日の出前の東の空となる。

今回のように太陽から西側にもっとも離れるときを「西方最大離角」と呼び、この日の前後は日の出前に観測しやすい。反対に太陽から東側に離れる「東方最大離角」のときは、日没後の西の空で観測しやすくなる。

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この解説は「アストロガイド 星空年鑑 2012」より抜粋しました。

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