この道行けるかな? キュリオシティが見る火星の風景

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【2014年2月4日 NASA

2012年の火星着陸以来、5km近くの道のりを走行してきた探査車「キュリオシティ」。地形の撮影やテスト走行で進路を検討しながら、ゆっくりと着実に目標に向かって進んでいる。


Dingo Gapの風景

西向きに撮影したDingo Gap。右側に見える岩石群は最大のもので幅およそ60cm。同じ風景を地球での明るさで見た場合に近づけるよう画像を調整してある。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/MSSS)

NASAの探査車「キュリオシティ」は、火星の過去における生命環境を探りながら、直径154kmのゲールクレーターにある中央丘のふもとを目指している。2012年8月の火星着陸からこれまでに5km近くの道のりを走行してきた。

画像はキュリオシティが1月末に撮影したDingo Gapと呼ばれる場所で、火星周回機による上空からの撮影を参考に、今後の進路として選ばれた。車輪のタイヤを傷つけるような、とがった岩が少なく、なおかつ途上で岩石の調査をしながら最終目的地に近づけるルートが理想だ。

今週中に手前にある高さ1mほどの砂山で試運転を行い、問題がなければ再び走行を開始する。

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