ALMA計画:日本のアンテナ群の愛称を募集

【2010年1月19日 三菱電機株式会社

アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計(ALMA、アルマ)は、欧米と日本を含む東アジアが協力し、南米チリで建設が進められている巨大電波望遠鏡群だ。国立天文台では、日本が開発・製造を担当する16台のアンテナを1つのグループとして、親しみやすい愛称を募集している。


ALMAは、66台以上のアンテナを組み合わせて観測を行う、干渉計方式の電波望遠鏡である。そのうち日本は、直径12mのものを4台と直径7mのものを12台、計16台のアンテナを三菱電機株式会社と協力し開発・製造を行っている。16台のうち、直径12mのアンテナ4台は、標高2,900mの山麓施設に一番乗りし、月面の画像を取得した。さらに標高5,000mの建設地に一番乗りしたのも、日本のアンテナだ。

電波望遠鏡群の総称である「ALMA」とは、スペイン語で「こころ」や「たましい」、「いとしい人」の意味である。国立天文台では、ALMAを構成する16台の日本のアンテナ群に親しみを持ってもらう目的で、日本語の愛称を募集中だ。

募集期間は1月31日(日)まで、応募資格は18歳以下、応募はインターネット上の専用フォームを使って送ることができる。選定結果は、2010年3月の国立天文台ニュースリリースで発表される予定で、選定された愛称の応募者1名に抽選で37型液晶テレビが、さらに応募者全員の中から抽選で、書籍や特製ストラップ、松本零士さんによる特別描き下ろしイラスト入りクリアファイルなどが贈られる。

その他、応募要領や規定など詳しくは、以下のリリース元を参照のこと。