小惑星「Kaguya(かぐや)」が誕生
【2009年4月20日 JAXA】
日本のアマチュア天文家が発見した小惑星(10880)が、月周回衛星「かぐや」にちなんで「Kaguya(かぐや)」と命名されることが国際天文学連合(IAU)によって正式に承認された。
小惑星「かぐや(10880 Kaguya)」の写真(2009年4月18日 石垣島天文台・むりかぶし望遠鏡(口径105cm) 撮影:磯貝瑞樹氏、画像処理:福島英雄氏)。クリックで拡大(提供:国立天文台)
小惑星「かぐや(10880 Kaguya)」の2009年5月22日の位置。クリックで拡大(出展:NASA JPL“Small-Body Database Browser”)
小惑星(10880)は、日本のアマチュア天文家 佐藤直人さんが1996年11月に発見した小惑星である。
佐藤さんは、埼玉県にある入間市児童センターで技術専門委員を務めている。月周回衛星「かぐや」のプロジェクトでは、以前、同センターにおいて講演を行ったことがあった。それが縁となり、佐藤さんの厚意で今年1月17日に「Kaguya(かぐや)」の名がIAUへ申請され、正式に承認されたのである。
月周回衛星「かぐや」は今年6月ごろ、ミッションを終え月に落下する予定だ。一方、小惑星「Kaguya(かぐや)」は、今後も太陽系に存在し、約5年の周期で太陽のまわりを回り続ける。
小惑星「Kaguya(かぐや)」は現在、さそり座とへびつかい座の境界あたりにある。5月下旬に衝となり、18等前後の明るさとなる。
小惑星「かぐや(10880 Kaguya)」の位置
小惑星「かぐや(10880 Kaguya)」の周辺星図と4月20日から6月1日の位置。クリックで拡大(ステラナビゲータ Ver.8で作成。※小惑星の表示は強調してあります)。
この天体を天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ」で表示して位置を確認できます。ご利用の方は、ステラナビゲータを起動後、「データ更新」を行ってください。