栃木県大田原市に天文台がオープン

【2008年4月28日 アストロアーツ】

栃木県大田原市にある複合施設「大田原市ふれあいの丘」は、4月26日(土)に公開天文台「天文館」をオープンした。同天文台には栃木県内屈指の65cm反射望遠鏡が設置されており、迫力ある星空観望を体験できる。


(天文館の画像)

大田原市ふれあいの丘にオープンした「天文館」

栃木県大田原市にある『大田原市ふれあいの丘』は、4月26日(土)に天文台「天文館」をオープンし、翌27日から一般公開を開始した。

大田原市は、環境省の「星空継続観察」で過去に4回も1位となっており、星空が綺麗な場所として知られている。大田原市ふれあいの丘は、ホテルや自然観察館、体育館からなる複合施設で、同市の恵まれた自然環境を生かした「自然と人が融合する空間」となっている。

「天文館」の7mドームには、三鷹光器の65cmカセグレン式反射望遠鏡が収められている。主鏡は池谷・関彗星などの発見者である池谷薫氏の研磨によるものだ。しばらくは一般観望のみであるが、今後はハイアマチュアなどを対象にした時間貸しを行う意向もあるとのことだ。

また、学習室にはアストロアーツ・天窓工房・アストロ光学が共同開発した壁面式の小型プラネタリウムが収められ、観望会の事前学習や季節ごとの番組が投影される。

大田原市ふれあいの丘には、ホテルやレストラン、散策コースもあるので、天文台だけでなく、子供連れや家族連れでも楽しめる施設となっている。近隣の方は、ゴールデンウィーク中に訪れてみてはいかがだろうか。

なお、「天文館」の入館料や開館時間などは、以下の大田原市ふれあいの丘のウェブサイトを参照のこと。

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