【投稿画像集】2006年 オリオン座流星群

【2006年10月30日 アストロアーツ】11月17日更新

オリオン座流星群が、10月22日の午前3〜4時ごろにかけて突発的な出現を見せた。1時間あたりの流星数(HR)は夜平均で60個という活発な活動だったようだ。この「オリオン座流星群」を撮影した画像をお送りいただいたので紹介しよう。


(宮川祐一氏撮影のオリオン座流星群の写真)

タイトル:
「オリオン座流星群」
撮影者:
宮川 祐一
撮影日時:
2006年10月22日 2時20分20秒〜50分20秒、露出 30分
撮影地:
石川県白山市
撮影機材等:
シグマ 対角線魚眼 15mmF2.8 EX DG → F4、自作全天カメラ、スカイメモNSにて、自動追尾
コダック E200→ISO320に増感、フィルムスキャン、トリミング、強調など
コメント:

流星の出現時刻は不明


(宮川祐一氏撮影のオリオン座流星群の写真)

タイトル:
「オリオン座群流星の痕」
撮影者:
宮川 祐一
撮影日時:
2006年10月22日 4時35分18秒〜37分18秒、露出 120秒
撮影地:
石川県白山市
撮影機材等:
トキナー AT-X124PRO DX(fl=12mm F4)、キヤノンEOS 20Da(ISO 1600)、赤道儀 三鷹GN-170(自動)
その他:
流星出現時刻 04:27:47頃 -5~-6等級
コメント:

バッテリー切れのため連写できず残念。


(沼尻裕氏撮影のオリオン座流星群の写真 1) (沼尻裕氏撮影のオリオン座流星群の写真 2) (沼尻裕氏撮影のオリオン座流星群の写真 3)

タイトル:
(1枚目)「オリオン群の流星とオリオン座」
(2枚目)「雲海に立ち上がる黄道光と、しし座を流れる流星」
(3枚目)「しし座を流れる流星の部分拡大」
撮影者:
沼尻 裕
撮影日時:
(1枚目)2006年10月22日 1時20分50秒〜25分50秒
(2、3枚目)4時26分30秒〜31分30秒
露出はすべて 5分
撮影地:
静岡県小山町(富士山須走口五合目)
撮影機材等:
(共通機材)ニコン D70 (IRC改造、ISO 800)、タカハシ EM-200赤道儀によりノータッチガイド
(1枚目機材)Aiニッコール 50mm F1.8 (絞りF2.8)
(2、3枚目機材)シグマ15mm F2.8 対角魚眼(絞り開放)
(1、2枚目処理)ステライメージ Ver.5にてダーク減算後、Adobe Photoshop7.0により調整
(3枚目処理)2番目の画像のうち、しし座部分をトリミング
コメント:

(1枚目)オリオン座を撮っていた写真の中に、オリオン群の大流星が入りました。リゲルの周辺には、痕が写っています。眼視では見ていなかったので、正確な出現時刻や光度は不明です。この晩は、早い時間帯から活発に流星が飛んでいて、鋭い出現ピークがあったという印象はありません。

(2枚目)薄明開始直前に撮影した写真です。黄道光に沿うような方向に、しし座の中を流星が横切りました。

(3枚目)2番目の画像では流星がわかりづらいので、部分拡大してみました。流星の左に、うっすらと写っているのは、別の流星による永続痕かもしれませんが、眼視観測していなかったので不明です。


(河村健二氏撮影のオリオン座流星群の写真 1) (河村健二氏撮影のオリオン座流星群の写真 2)

タイトル:
(1枚目)「オリオン座流星群」
(2枚目)「オリオン座流星群」
撮影者:
河村 健二
撮影日時:
(1枚目)2006年10月22日 3時00分
(2枚目)3時00分
露出はともに 5分
撮影地:
八ヶ岳自然文化園
撮影機材等:
シグマ 24mm F2.8 開放、オリンパス OM-4、富士フィルム Speria ISO 800、ビクセン GPガイドパック
現像時のCD書き込み処理
コメント:

(1枚目)今回の撮影で一番明るい流星でした。撮影環境と天気の両方が良かったので、うまく撮影できました。

(2枚目)流星痕もはっきり写りました。デジカメ全盛期ですが、銀塩写真もまだまだ負けられません。


(近衛中務氏撮影のオリオン座流星群の写真)

タイトル:
「オリオン座流星群」
撮影者:
近衛中務
撮影日時:
2006年10月22日 4時19分56秒、露出 43秒
撮影地:
神奈川県横須賀市湘南国際村
撮影機材等:
Tokina AT-X 107 DX Fish Eye 10mm F3.5、キヤノン EOS Kiss Digital ISO800
Canon ZoomBrowser EXにて現像
コメント:

友人達との久しぶりの観望会だったのですが、3時過ぎまで雲天が続いて諦めかけていたところ、奇跡的に雲が晴れて1時間ほどですが観望ができました。アストロアーツニュースによればこの時間帯にオリオン座流星群が突発出現とのことで、とても幸運だったと思います。


(佐藤崇氏撮影のオリオン座流星群の写真)

タイトル:
「オリオン座流星群」
撮影者:
佐藤 崇
撮影日時:
2006年10月22日 2時14分、露出 30秒
撮影地:
仙台市泉区紫山
撮影機材等:
カシオ 2900UX
その他:
インターバル撮影
コメント:

10月22日、午前1時30分頃から、30分ほど外でオリオン座群の観望をしました。5個見ることができました。この5個は、3等級のものばかりでした。その後は、デジカメのインターバル撮影に任せて布団へ・・。朝、167枚の画像をチェックしたら、そのうちの2枚に流れ星が写っていました。1枚は、経路からすると散在流星のようです。唯一写ったオリオン座流星群です。シリウスの西側に飛んでします。(暗いです・・。)


(和光久氏撮影のオリオン座流星群の写真 1) (和光久氏撮影のオリオン座流星群の写真 2)

タイトル:
(1枚目)「オリオン座群・流星痕1」
(2枚目)「オリオン座群・流星痕2」
撮影者:
和光 久
撮影日時:
(1枚目)2006年10月22日 3時59分16秒〜4時8分53秒
(2枚目)4時26分49秒
露出はともに 30秒
撮影地:
長野県原村(八ヶ岳自然文化園、オリオン座流星群観望会会場)
撮影機材等:
(共通機材)シグマ 20mmF1.8 DGRF アスフェリカル
(1枚目機材)富士写真フイルム FinePix S3Pro(ISO 1600、ホワイトバランス:オート、JPEG FINEで保存、レンズの絞りは2.4で使用)、ビクセン GPD赤道儀、ピクシス、Apple PowerBookG4/1G
(2枚目機材)富士写真フイルムFinePixS3Pro(ISO 1600、ホワイトバランスオート、JPEG ノーマルで保存、レンズの絞りは2.4で使用)、ビクセン GPD赤道儀、ピクシス
(1枚目処理)フジ、Hyper Utiliyで30秒露出のインターバル撮影した10枚の連続ファイルから痕の部分を切り取ってコンポジット、レイヤーを統合してからトーンカーブ処理で流星痕の強調処理、リサイズ
(2枚目処理)トーンカーブで痕の強調処理
コメント:

(1枚目)10枚のファイルの中に二つのオリオン群の流星も写っているのですが、痕の強調を優先して処理。

(2枚目)この日の最後の撮影を済ませてカメラやPowerBookの電源を落とした直後、それまでカメラが向いていた視野の中心に肉眼でもはっきりと識別できる痕が出現しました。急遽、赤道儀にまだ載せてあったカメラの電源だけ入れてシャッターボタンで撮影したものです。この日は露出確認のテスト撮影も含めて275枚を撮影、そのうち11個のオリオン群の流星と一つの散在流星を撮影しました。また今回は痕を残す流星が多かったようで、帰宅後のファイルのチェックでは3組の流星痕の連続撮影と一つの単独の痕を撮影しています。

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