【新製品情報】ニコン、ハイグレード双眼鏡「HG Lシリーズ」を6機種発売

【2004年11月8日 株式会社ニコン

株式会社ニコンは、ハイグレード双眼鏡「HG Lシリーズ」の新機種を11月12日より発売すると発表した。今回発売となるのは、対物レンズ口径42mmの最高級モデル「8×42HG L DCF」「10×42HG L DCF」をはじめとして、口径32mmの広視界モデル、口径20mm/25mmの小型・軽量モデルなど合計6機種。価格は、税込みで5万7750円〜16万8000円。

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「8×42HG L DCF」の画像。メーカー希望小売価格は税込157,500円(提供:株式会社ニコン)

すべてのレンズ、プリズムには独自に開発した広帯域低反射多層膜コーティングを施している。これにより、広い波長域で高い透過率を実現した。また、プリズムに位相差補正コーティングと銀蒸着高反射ミラーを採用し、高解像力と明るい視界を確保。さらに、歪みが少ないシャープな像を得るために、接眼レンズには像の平坦化に優れたフィールドフラットナーレンズを採用したという。

また、従来機に比べて軽量化も実現。「8×42HG L DCF」で795g(従来機種:980g)、「10×42HG L DCF」で790g(従来機種:980g)と、およそ20%軽量化している。

その他の特徴としては、窒素ガスを充填した本格派防水構造になっている、-30度(「8×20HG L DCF」、「10×25HG L DCF」以外は-20度まで)の低温下でも稼働する特殊グリスを採用している、すべてのレンズに鉛やヒ素を使用しないエコガラスを採用している、といった点が挙げられる。

全機種とも夜露や寒さを気にせず使えるが、本格的に天文用途で使うなら、やはり大口径で明るい「8×42HG L DCF」、「10×42HG L DCF」が狙い目だろう。

「8×42HG L DCF」の主なスペック

倍率:
8倍
対物レンズ有効径:
42mm
実視界:
7.0度
見掛け視界:
56.0度
1000mにおける視界:
122m
ひとみ径:
5.3mm
明るさ:
28.1
アイレリーフ:
20.0mm
最短合焦距離:
3.0m

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