11 月 18 日、小惑星デイラによる恒星食

【2001年11月5日 佐藤 勲 氏 ONM No. 593(11 月 3 日)】

11月18日(日)に起こると予報されていた小惑星(1244)Deira(16.0等)によるTYC057201091(9.2等)の掩蔽は、アメリカ海軍天文台(USNO)などでの観測を基にした筆者の改良予報によって、同日20h29mごろ、中部日本で見られることが確実となりました。

隠される恒星の2000年分点の位置は、赤経22h50m04s1112±0''.017, 赤緯+04°16'15''020±0''.022で、ペガスス座にあります。一方、隠す小惑星の推定直径は31km、視直径は0''.021で、改良予報での暦の精度は0''.021と非常に高いものです。

名目上の掩蔽帯は、静岡県、愛知県、滋賀県、京都府、兵庫県、鳥取県などを通っており、ここを中心に関東南部、中部南部、近畿、中国地方が可能性圏内にあります。現象が起これば、最長4秒間にわたって6.8等級の減光が起こります。

詳しいお問い合わせは、佐藤 勲 氏(E-mail ANA65381@nifty.ne.jp)までお願いいたします。

さらなる改良予報が出た場合は、電子メールや電話、アストロアーツのホームページでも情報を流します。また、観測報告は、eGroupに参加登録の上(eGroupにログイン)、occultation@egroups.co.jpに投稿して下さい。(プロフィールを記入されませんと、参加登録されません。)

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