11 月 23 日の小惑星ヒッポによる恒星食の改良予報

【2001年11月16日 佐藤 勲 氏 ONM No. 596】

11月23日(金)に起こると予報されていた小惑星(426)Hippo(13.0等)によるTYC284401875(11.2等)の掩蔽は、アメリカ海軍天文台(USNO)などでの観測を基にした筆者の改良予報によって、同日18h45mごろ、日本で見られることが確実となりました。

隠される恒星の2000年分点の位置は、赤経02h34m50s7124±0''.043, 赤緯+44°35'17''247±0''.052で、アンドロメダ座にあります。一方、隠す小惑星の推定直径は127km、視直径は0''.083で、改良予報での暦の精度は0''.016と高いものです。

名目上の掩蔽帯は、北海道、東北、北陸、近畿地方などを通っており、ここを中心に九州を除く全国が可能性圏内にあります。日本列島縦断コースです。現象が起これば、最長10秒間にわたって2.0等級の減光が起こります。

詳しいお問い合わせは、佐藤 勲 氏(E-mail ANA65381@nifty.ne.jp)までお願いいたします。

さらなる改良予報が出た場合は、電子メールや電話、アストロアーツのホームページでも情報を流します。また、観測報告は、eGroupに参加登録の上(eGroupにログイン)、occultation@egroups.co.jpに投稿して下さい。(プロフィールを記入されませんと、参加登録されません。)

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