11 月 6 日、小惑星オルガによる恒星食

【2001年11月5日 佐藤 勲 氏 ONM No. 593(11 月 3 日)】

11月6日(火)に起こると予報されていた小惑星(304)Olga(14.0等)によるTYC013301403(10.9等)の掩蔽は、アメリカ海軍天文台(USNO)などでの観測を基にした筆者の改良予報によって、同日27h52mごろ、九州方面で見られる可能性があることがわかりました。

隠される恒星の2000年分点の位置は、赤経06h28m07s8844±0”.049, 赤緯+01°06'29''031±0''.052で、いっかくじゅう座にあります。一方、隠す小惑星の推定直径は68km、視直径は0''.054で、改良予報での暦の精度は0''.026と非常に高いものですが、恒星の位置があまりよくないため、これ以上の精度向上は見込めません。

名目上の掩蔽帯は、八重山諸島、長崎県を通っており、ここを中心に沖縄、九州、中国地方が可能性圏内にあります。現象が起これば、最長11秒間にわたって3.2等級の減光が起こります。

詳しいお問い合わせは、佐藤 勲 氏(E-mail ANA65381@nifty.ne.jp)までお願いいたします。

さらなる改良予報が出た場合は、電子メールや電話、アストロアーツのホームページでも情報を流します。また、観測報告は、eGroupに参加登録の上(eGroupにログイン)、occultation@egroups.co.jpに投稿して下さい。(プロフィールを記入されませんと、参加登録されません。)

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