シー・ランチ・ロケット、打ち上げ成功

【2000年8月2日 シー・ランチ・ロケット、打ち上げ成功

アメリカ・ボーイング社、ロシア・エネルギア社などの出資による国際ベンチャー企業、シー・ランチ社は7月29日、PanAmSat社の通信衛星「PAS-9」を積載したロシア・ウクライナ製のZenit-3SLロケットを、赤道直下の太平洋上に浮かぶ浮遊式海上プラットフォームから無事打ち上げた。

今回の打ち上げは、シー・ランチ社による4度目の打ち上げだった。1999年3月に初の打ち上げに成功、最初の商用ミッションであった2度目の打ち上げにも成功したが、2000年3月12日に行なわれた3度目の打ち上げは失敗に終わっており、ICOグローバル・コミニュケーション社の通信衛星が失われた。