「シー・ランチ」、打ち上げ失敗

【2000年3月14日 FLORIDA TODAY Space Online (2000/3/13)

3月12日、ハワイ南東約2,200kmの浮遊式海上プラットフォームから1憶ドルの通信衛星を搭載したロシア=ウクライナ製Zenit-3SLシー・ランチ・ロケットが打ち上げられたが、第3段ロケットの燃焼中にロケットとのコンタクトを失い、ロケットは太平洋のどこかに墜落した。

シー・ランチ(Sea Launch)はボーイング社を中心とするベンチャー事業で、浮遊式海上プラットフォームを用いて赤道付近の大きな遠心力を利用することにより静止衛星をより容易に打ち上げることができるシステム。今回が同システムによる3回目の打ち上げだった。