2012年7月16日 細い月と金星、アルデバランが接近

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(説明図)
ステラナビゲータで作成

《アニメーション》

《観察方法、ポイント》

  • 方位と高度を確かめましょう。「星空ナビ」「iステラ」「スマートステラ」などのモバイルツールを使うと、電子コンパスや内蔵センサーによって金星や木星の方向までナビゲートしてくれるので便利です。
  • 肉眼でもじゅうぶん楽しめますが、双眼鏡があると暗い星も見えるのでいっそう美しい光景となります。
    アニメ中にもあるように、15日には「月とすばる」「月と木星」「金星と木星、アルデバラン(ヒヤデス星団)」がそれぞれ双眼鏡の同一視野内に見えます。
    → オンラインショップ「双眼鏡」

明け方の東の空に金星と木星が輝いているが、15日に木星と重なった月が、翌16日には月齢26とさらに細くなって金星に4度以内まで接近する。日の出1時間前には高度20度ほどまでのぼっているので比較的見やすい。

金星は地球の内側を公転するため日の出前の東の空(明けの明星)か日没後の西の空(宵の明星)にしか見ることができない。したがって金星と接近する月は、常に地平線下の太陽に照らされて細い月となる。決して珍しくはないが、いつ見ても美しい光景だ。

そばにはおうし座の赤い1等星アルデバランも見える。

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この解説は「アストロガイド 星空年鑑 2012」より抜粋しました。

「アストロガイド 星空年鑑 2012」は注目現象の見どころや毎月の星空のようすを写真とイラストで詳細に解説したムックです。2012年の星空を手軽に楽しめるビデオや、近く起こる天文現象を調べたりシミュレーションしたりできるパソコンソフトなどを収録したDVDが付属します。

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≫ 「アストロガイド 星空年鑑 2013」は、
≫ こちらのページをご覧ください

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