宮坂 雅博半水面星景Sea & Sea SWL-Fisheye 12mm f/3.5

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   去年から取り組んでいる水中星景写真の新撮影手法。 ニコノス用水中専用レンズは、空気中(陸上)では無限遠に ピントが合わない。 且つ、魚眼などの超広角系レンズにはフィルター類が装着 出来ず、水を注入できない。  そこで、陸上で無限遠にピントが合う用にバックフォーカスを カメラ側に接近させる専用アダプタを製作(このレンズは2mm) (UWニッコール 15/2.8は 3mmであった→レンズにより異なる)  ニコノス用レンズには、 絞りとピントを調整するノブが付属 しており、容易に水中で、露光中ピント絞りが実施出来る。   手前のリュウキンカの水中と水面の茎サイズ、方向が一致。  これは、ドームレンズによる、法線方向から垂直に入射する 光は水中でも屈折しないという効果である。

#4954
2011年4月11日 1時33分19秒 露出 46秒
水中三脚による固定撮影 露光中に水中で F3.5→F22 ピント 無限遠→マクロ域
八ヶ岳高原
望遠鏡:その他 Sea & Sea SWL-Fisheye 12mm f/3.5
カメラ:ソニー NEX-5
 Nauticam NEX5 水中ハウジング+ニコノスレンズ自作アダプター
12mm
フォトショップCS5にてRAW現像、レベル補正
 ニコノス用レンズによる、”半水面露光中ピント絞り可変法" "ニコノス用水中専用レンズバックフォーカス調整法" 水中LEDを水中は水平方向へ照射、陸上は水面方向へ照射 (水面の反射特性を考慮→フレネルの原理)  星空、陸上、水中の "三つの世界"を統合