小石川さんがおうし座の銀河に超新星2012idを発見

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【2012年12月27日 CBET 3361】

小石川正弘さんが20日(世界時、以下同)、おうし座の銀河に超新星2012idを発見した。


超新星2012id

超新星2012idの発見画像。クリックで拡大(撮影:小石川正弘さん)

仙台市天文台の小石川正弘さんが12月20.612日、おうし座の銀河PGC 213292に超新星2012idを17.2等で発見した。

この超新星の位置は以下のとおり。

  赤経  04時42分41.14秒
  赤緯 +18度34分59.7 秒(2000.0年分点)
  PGC 213292周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星

茨城県の清田誠一郎さん、宮城県の遊佐徹さん、千葉県の野口敏秀さん、福岡県の西山浩一さんと佐賀県の椛島冨士夫さん、さらに国外の観測者たちによって存在が確認され、伊パドヴァ天文台アジアーゴ観測所での分光観測から極大光度に達する前のIa型超新星であることが判明した。

小石川さんによる超新星の発見は2010年11月の2010jo以来2個目となる。


超新星2012idの位置

この天体を天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ」で表示して位置を確認できます。ステラナビゲータを起動後まず「ツール」メニューから「データ更新」を行い、新天体データを取得してください。

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