10月1日に「星空の街・あおぞらの街」全国大会 in 多賀町

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【2011年8月30日 ダイニックアストロパーク天究館】

星空を見ることから地球環境への意識を高めようという「星空の街・あおぞらの街」全国大会が、10月1日に滋賀県多賀町で開催される。環境と天文の連携はこれからの天文学の存在意義を高めていくのに欠かせない。この全国大会を通してこれからの天文学のあり方を考えてみよう。探査機「はやぶさ」のイオンエンジン開発者による記念講演も行われる。


《第23回「星空の街・あおぞらの街」全国大会 in 多賀》

文:ダイニックアストロパーク天究館 高橋進さん

第23回「星空の街・あおぞらの街」全国大会ポスター

第23回「星空の街・あおぞらの街」全国大会ポスター。クリックで拡大

星空を見上げて宇宙の視点から地球という星を見つめなおすことは、地球環境への意識を高めるのに大きな意味があります。また、星空の見え方は大気環境の変化をわかりやすく教えてくれます。そのため天文学は「環境教育の原点」とも言われています。

こうした星空の視点からみんなで環境を考えるイベントとして、第23回「星空の街・あおぞらの街」全国大会が10月1日(土)に滋賀県多賀町で開催されます。大会では、天文を通じての環境保全活動功労者の表彰や、小学生児童による星空観察活動の発表が行われます。

多賀町では、多賀町アストロクラブを中心として光害調査や環境活動が積極的に行われており、昨年夏には児童200人が600件以上のデータを集めた多賀町星空調査が行われました。環境省主催全国星空調査(スターウォッチング)以外に独自の眼視観測による調査も行われており、星空と環境の関わりをわかりやすく発表してくれるものと期待されています。

さらに、小惑星探査機「はやぶさ」のイオンエンジン開発者、國中均(くになかひとし)氏による講演「はやぶさ探査機の地球〜小惑星間往復宇宙航海」も行われます。

■ イベント名:
第23回「星空の街・あおぞらの街」全国大会in多賀
■ 日時:
2011年10月1日(土) 13:10〜16:45
■ 会場:
多賀町立多賀中学校 体育館
(滋賀県犬上郡多賀町大字多賀210)
■ 内容:
  • 環境功労者表彰
  • 星空観察活動発表
  • 記念講演「はやぶさ探査機の地球〜小惑星間往復宇宙航海」
    JAXA宇宙科学研究所 國中均教授
■ 参加費:
無料
■ 申し込み方法:
住所・氏名・電話番号を記載し9月8日(木)までに下記まで申し込み
多賀町役場企画課
E-mail:kikaku@town.taga.lg.jp
FAX:0749-48-0157
■ 主催:
環境省、滋賀県、「星空の街あおぞらの街」全国協議会
■ ウェブサイト:
第23回「星空の街・あおぞらの街」全国大会