3月5、6日に京都で「第4回宇宙ユニットシンポジウム」

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【2011年2月21日 京都大学宇宙総合学研究ユニット

3月5日、6日に京都で「第4回宇宙ユニットシンポジウム」が開かれる。2009年度に開催された「人類はなぜ宇宙へ行くのか」シンポジウムの続編として、人類の宇宙進出において予想される具体的な問題点と、社会や学問の各領域で宇宙がもたらす新しい視点を、さまざまな分野の専門家が語る。


《第4回宇宙ユニットシンポジウム 人類はなぜ宇宙へいくのか〜宇宙生存学の課題〜》

人類の宇宙進出は拡大を続けています。これまで宇宙は訓練を受けた限られた人だけが行ける場所でしたが、民間による宇宙旅行など、多様な背景を持った人々が宇宙へ出てゆく時代が少しずつ見えはじめています。

しかし、宇宙での長期滞在や将来の本格的な宇宙移住には依然として多くの障害があります。そこには工学的問題、医学的問題だけでなく、例えば宇宙滞在が個人のこころに与える影響、宇宙空間での新しい文化の創成と地上文化との軋轢など、人文社会科学の領域に属する新しい問題意識も芽生えつつあります。一方、宇宙進出という極端な状況は、環境保全、生物多様性、文化的多様性の意義など、現在の地上におけるさまざまな問題に新しい視点をもたらす可能性があります。

本シンポジウムでは、2009年度に開かれた「人類はなぜ宇宙へ行くのか」シンポジウムの続編として、人類の宇宙進出において予想される具体的な問題点と、社会や学問の各領域で宇宙がもたらす新しい視点を、さまざまな分野の専門家に語っていただきます。

■ イベント名:
第4回宇宙ユニットシンポジウム
人類はなぜ宇宙へいくのか〜宇宙生存学の課題〜
■ 日時:
2011年3月5日(土)、6日(日)
9:00〜18:00
■ 場所:
京都大学宇治キャンパス 宇治おおばくプラザ・きはだホール
キャンパスマップ(PDF)
■ 講演内容予定:
  • 1日目:宇宙時代に向けた新しい学問としての宇宙総合学、太陽活動と宇宙天気予報、宇宙で被ばくする放射線の量とそのリスク、宇宙から生命の起源を学ぶ、火星に向かう箱船―宇宙農業、宇宙箱舟ワークショップの学校教育と生涯教育への展開、宇宙箱舟から見えてくる生物多様性、パネルディスカッション:生命活動の場としての宇宙
  • 2日目:未来の宇宙機、小惑星衝突回避、パネルディスカッション:宇宙進出の工学的課題、宇宙人文学の世界、倫理学・科学哲学の視点から、宇宙と人のこころ、宇宙と文化、パネルディスカッション:宇宙進出の人文社会科学的課題
■ 対象:
主に高校生以上の一般。中学生以下の参加も可
■ 参加費:
無料
■ 定員:
300名(先着順)
■ 申し込み:
以下のウェブサイトからメールにて3月3日(木)までに申し込み
■ 問い合わせ先:
E-mail: usss_symp4@kwasan.kyoto-u.ac.jp
■ ウェブサイト:
第4回宇宙総合学研究ユニットシンポジウム 人類はなぜ宇宙へ行くのか〜宇宙生存学の課題〜