ロシアのソユーズ宇宙船、打ち上げ成功
韓国人初の宇宙飛行士が国際宇宙ステーションへ

【2008年4月9日 JAXA

日本時間4月8日(火)午後8時16分、カザフスタン共和国バイコヌール宇宙基地からロシア連邦宇宙局(FSA)のソユーズ宇宙船(16S)が打ち上げられた。


(ソユーズロケット打上げの画像)

ソユーズロケット打上げ(提供:NASA)

ソユーズ宇宙船(16S)には、長期滞在クルーであるセルゲイ・ヴォルコフ氏とオレッグ・コノネンコ氏のほかに、韓国人初の宇宙飛行士イ・ソヨン氏が搭乗している。

この16Sミッションは、長期滞在クルーの交代を行うとともに、新しいソユーズTMA-12宇宙船を国際宇宙ステーション(ISS)に届けることを目的としている。

ソユーズTMA-12宇宙船(16S)は、米国中部夏時間の2008年4月10日午前8時00分(日本時間2008年4月10日午後10時00分)にISSにドッキングする。

なお、イ・ソヨン氏は、ISSに9日間滞在したのち、これまでISSにドッキングしていたソユーズTMA-11宇宙船(15S)に搭乗し、2007年10月からISSに滞在していた第16次長期滞在クルーのペギー・ウィットソン、ユーリ・マレンチェンコ両宇宙飛行士とともに帰還する。

ソユーズ宇宙船

旧ソ連時代に有人月旅行計画のために開発された1〜3人乗りの宇宙船。1968年の2号機から現在まで事故は一度もなく、信頼性は高い。現在も国際宇宙ステーション(ISS)への往復用、ステーションの緊急時の脱出用として使用されている。(「スペースガイド宇宙年鑑2008」より)

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