とよた科学体験館、3月22日リニューアルオープン

【2008年3月21日 とよた科学体験館

愛知県豊田市にある、とよた科学体験館のプラネタリウムが全面改装され、2008年3月22日にリニューアルオープンする。新しく張り替えられた直径19.5mのドームスクリーンに映る美しい星空と迫力の映像を体験できる。


(新しいプラネタリウムのイメージ)

新しいプラネタリウムのイメージ(提供:とよた科学体験館)

愛知県豊田市にある、とよた科学体験館(豊田産業文化センター内)のプラネタリウムが、2008年3月22日(土)、リニューアルオープンする。

とよた科学体験館は、1985年にオープンした財団法人豊田市文教施設協会が運営する産業文化センターの一部で、同センターは2007年より段階的にリニューアル工事をしている。プラネタリウムのリニューアルではこれまで約22年間稼動してきたプラネタリウムを引退させ、代わってコニカミノルタプラネタリウムの最新鋭機「ジェミニスターIII」が導入された。光ファイバー方式を採用した光学式プラネタリウム「インフィニウムS」と、デジタルプラネタリウム機能を備えた映像システム「スカイマックスDS2」の2つが統合したシステムで、美しい星空と、ドームいっぱいに広がる臨場感あふれるデジタル映像を見せてくれる(一部納入が遅れているハードウェアがあることがアナウンスされている)。3次元モデルで構築された宇宙空間をダイナミックに旅する機能「デジタルユニバース」が組み込まれており、驚きの天体の姿や宇宙の広がりを実感させてくれる。

同館では改装のため2007年10月からプラネタリウムを休止。投影機器の更新とあわせて5.1サラウンドの音響システムの導入や、直径19.5mの傾斜型ドームのスクリーンの張り替えも行われた。座席数は改修前の190席から160席に減り、座席の幅を拡げて快適さがアップしている。さらにドーム内の星空を楽しむために双眼鏡200台が用意され、聴覚に障がいのある方用の赤外線補聴システムも備えている。

2008年3月22日からは一般番組「宇宙の旅人 Voyagers of space」「宮沢賢治 銀河鉄道の夜」、その他に子ども向けの2作品が投影される。同館では双眼鏡で天体を案内する「星空散歩」のプラネタリウム投影や、講師を招いての天文セミナー、夜間の天体観望会なども行われている。

投影スケジュールやイベントの情報、休館日などはとよた科学体験館のウェブページでご確認を。

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