10月20日に千葉市科学館がオープン、プラネタリウムのドームは県内最大

【2007年10月15日 アストロアーツ】

2007年10月20日(土)、千葉市中央区の複合施設「Qiball(きぼーる)」内に、千葉市科学館がオープンする。同科学館のプラネタリウムは、ドームの大きさが23mと千葉県内最大を誇り、さまざまな利用者の興味に応える番組やイベントが開催されることになっている。


(「Qiball(きぼーる)」の外観の写真) (プラネタリウム内部の写真) (スクリーンの写真)

(1枚目)「Qiball(きぼーる)」の外観、(2枚目)プラネタリウム内部の写真、(3枚目)スクリーンの写真。すべてクリックで拡大(提供:千葉市科学館)

10月20日に千葉市科学館がオープンする。科学館は、複合施設「Qiball(きぼーる)」の7階から10階までの4つのフロアからなる。7階にはプラネタリウムがあり、8階から10階の各フロアには、科学工作を体験する「ワークショップターミナル」や約140の展示装置が設置されている。

「Qiball(きぼーる)」のガラス張りの外観でひときわ目を引くのが、宙に浮いているような球体だ。実はこの球体内部がプラネタリウムになっている。

ここに設置されているプラネタリウムは、最新鋭の五藤光学製ケイロン バーチャリウムII。1000万個の星を映し出すことがことができ、天の川の星もひとつひとつが再現される。その星を投影するドームの大きさは23mあり、千葉県内では最大の大きさだ。また、200席ある座席のうち5席は、プラネタリウムとしてはめずらしいペアシートとなっている。

投影される番組やプラネタリウムという空間を生かしたイベントにも工夫がこらされており、利用者が興味に合わせて選ぶことができる。主なものとしては、大迫力のデジタル映像(CG映像)番組、その日の夜に見える星空を解説するライブ番組、解説員との対話を交え、天文学の基礎から最近研究成果などを紹介する学習番組、プラネタリウムの仕組みなどを紹介するバックヤードツアー、季節の話題や行事をテーマとした投影などがある。

さらに、大人も楽しめる科学館を目指す同館では、平日の12時20分から12時45分までの15分間、ランチタイムに合わせたリラクゼーション番組を投影する。「リフレッシュタイム」と呼ばれるこの番組は音楽をメインとしており、午後のオフィスワークに向けて、プラネタリウムの星空の下でゆったりとした15分間を過ごすことで、文字どおりのリフレッシュタイムを過ごせるような構成になっている。


《千葉市科学館》

■ オープン:
2007年10月20日(土)
■ 所在地:
千葉県千葉市中央区4丁目5番1号(Qiball(きぼーる)内 7階〜10階)
■ 交通:
  • JR千葉駅より徒歩15分
  • 京成電鉄千葉中央駅より徒歩5分
■ 施設内容:
  • 7階:プラネタリウム、企画展示室、ミュージアムショップ
  • 8階:「ワンダータウン」音、光、数、形など身近な事象をテーマにしたフロア
  • 9階:「テクノタウン」くらしを支える技術をテーマにしたフロア
  • 10階:「ジオタウン」宇宙や地球、自然をテーマにしたフロア
■ 開館時間:
9:00〜19:00(入館は、閉館の30分前まで)(※プラネタリウムは10:00〜20:00)
■ 休館日:
毎月最終月曜日、年末年始、機械点検日
■ 料金:
  • 常設展:大人500円、高校生300円、小・中学生100円
  • プラネタリウム:大人500円、高校生300円、小・中学生100円

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