国立天文台・三鷹キャンパスの見学コースが一気に拡大

【2007年4月2日 国立天文台 アストロトピックス(287)

国立天文台の本部がある三鷹キャンパス(東京都三鷹市大沢)は、2000年7月20日より毎日公開され、年間1万人以上の見学者が訪れています。このたび、2007年4月1日より、見学コースを大幅に拡張することにしました。桜の花や春の陽気が心地よいこの時期、三鷹キャンパスに見学にいらっしゃいませんか?


三鷹キャンパス内は、雑木林が続き、鳥が鳴き、木漏れ日が射し、いまだに武蔵野の面影を残す気持ちのよい場所で、どなたでも気軽に散策することができます。

今回のコース拡張により、従来より見学対象となっていたアインシュタイン塔(外観のみ)、第一赤道儀室、天文台歴史館(大赤道儀室)(以上の3つの建物は国登録有形文化財に指定されています)、展示室等に加えて、新たに、自動光電子午環、ゴーチェ子午環、レプソルド子午儀室(当面は外観のみ)、旧図書庫(外観のみ)の見学ができるようになりました。特に、自動光電子午環の周りの緑地帯は、武蔵野の自然を実感できる格別な空間になっています。また、ゴーチェ子午環は、その重厚な作りから人気の高い観測機器です。

見学コースは、土・日曜、祝日を含めた毎日10時から17時まで(受付は16時30分まで)、公開しています。事前の予約は必要ありません(50名以上の団体でお越しの場合は、事前にご連絡ください)。正門受付にて受付手続きを済ませ、見学者用ワッペンとパンフレットをお受け取りください。

三鷹キャンパスでは、昼夜を問わず、さまざまな研究、実験、観測が行われていますので、設定されたコース内で見学をお楽しみください。また、見学者用駐車場はございませんので、自動車・バイクによる来台はご遠慮ください。自転車でお越しの方は駐輪場をご利用ください。

なお、毎年秋に実施している三鷹キャンパスの「特別公開」は、今年は10月27日の予定です。こちらにもぜひご訪問ください。