歴史的彗星を振り返ろう
星ナビ.comで「マックノート大彗星メモリアル」公開中

【2007年3月13日 アストロアーツ】

昼間に双眼鏡で観察しても、太陽観測衛星からの画像をインターネットで見ても、地平線から伸びる尾を撮影しても、マックノート彗星の雄大な姿が南半球でしか見られなかったことを残念に思う方も多いことでしょう。そんな方のために、星ナビ4月号と星ナビ.comでは、オーストラリアへ飛んだ藤井 旭氏の「マックノート大彗星メモリアル」を掲載しています。


マックノート彗星

オーストラリアの「チロ天文台」からのマックノート彗星。クリックで拡大(提供:藤井旭氏)

「彗星のごとく現れ、去っていく」という表現がぴったり当てはまるマックノート彗星でしたが、クライマックスを迎えたのは、残念ながら日本で見られなくなってからのことでした。星ナビ4月号では「マックノート大彗星メモリアル」と題し、天体写真家の藤井 旭氏がオーストラリアから見た彗星のようすを写真とともに届けています。この記事は、星ナビ.comでもご覧いただくことができます。

これに加えて、星ナビ4月号は特集「彗星と小惑星のきわどい関係」を組み、彗星の正体を意外な観点から解説しています。また、専門家による彗星の最新情報も毎月掲載されているので「次の彗星を逃したくない」方におすすめです。

さて、振り返ってみれば、10年前には「百武彗星」や「ヘール・ボップ彗星」が大きな話題となっていました。「マックノート大彗星メモリアル」の中ではこうした過去の大彗星とマックノート彗星も比較しています。また、20世紀の大彗星たちの姿を写した風景写真集「彗星のいる風景〜歴代彗星ギャラリー」も星ナビ.comで公開中です。