国立天文台、新台長就任
【2006年3月31日 国立天文台 アストロ・トピックス(199)】
国立天文台では、海部宣男(かいふのりお)台長が平成18年3月31日をもって任期満了となり、後任として観山正見(みやましょうけん)教授・副台長が、新しい国立天文台台長となります。新しい台長の発令は平成18年4月1日付けで、任期は4年です。
観山新台長は、1951年5月22日広島県生まれ。1975年に京都大学理学部を卒業後、同大学院にすすみ、星や惑星系の形成過程の研究をコンピュータシミュレーションの手法を駆使してすすめてこられました。京都大学で博士号を取得後、京都大学理学部助手を経て、1989年から国立天文台理論天文学研究系助教授として着任した後、研究をすすめる傍ら、理論天文学研究系主幹や天文学データ解析計算センター長、企画調整主幹などを歴任し、一貫して国立天文台の運営にも携わってこられました。僧侶でもある穏やかな人柄には、職員から厚い信頼が寄せられています。
また、副台長としては引き続き、櫻井隆(さくらいたかし)教授と、新しく福島登志夫(ふくしまとしお)教授が任命されます。この移動により、当天文情報センターのセンター長であった福島教授が副台長専任となるため、広報室長である渡部潤一(わたなべじゅんいち)助教授がセンター長を兼任することとなりました。新しい体制となりますが、引き続き皆様のご支援ご鞭撻をよろしくお願いします。