情報トピックス(2003年10月)

国内のさまざまなメディアで取り上げられた天文ニュースや皆様からお寄せいただいた写真などを紹介しています。記事の詳細については各リンク先を参照してください。

2003/10/30

写真投稿:「*ist DによるM42」

豊福隆夫さん撮影。ペンタックスのデジカメ *ist Dによる、M42(サムネールのみ)

(M42の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

11月3日に起こる、小惑星による恒星食の改良予報

小惑星(98) Iantheによる恒星食。11月3日(月)4時24分〜28分、近畿地方東部から北海道西部の広い範囲で観測される可能性がある。
恒星はTYC3374-00199-1(赤経 06h00m10.122s、赤緯 +45°06'51.67"(J2000)、11.1等、ぎょしゃ座β星の北 約12')
2.1等の減光で、継続時間は最長13.7秒

2003/10/29

写真投稿:「COOLPIX5700によるM42」

佐藤好生さん撮影。ニコンのデジカメ COOLPIX5700による、M42(サムネールのみ)

(M42の写真 1) (M42の写真 2)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

写真投稿:「晩秋の星雲、星団」

(ハンドル)りんたろうさん撮影。富士写真フイルムのデジカメ FinePix S2 Proによる、M31, M42, M45, IC 434(サムネールのみ)

(M31の写真) (M42の写真) (M45の写真) (IC 434の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

小惑星ベスタの表面に揮発性成分を含む鉱物を発見(宇宙航空研究開発機構)

宇宙航空研究開発機構などの国際研究グループが赤外線望遠鏡を使って行った観測により、四大小惑星の1つ・ベスタの表面に揮発性成分を含む鉱物が存在していることを世界で初めて発見した。揮発性成分を含む鉱物が存在していた別の小惑星との衝突によってベスタ表面に残されたと考えられている。

2003/10/28

写真投稿:「エンケ彗星」

増谷幸成さん撮影。地球に近づきつつあり増光中のエンケ彗星の移動のようすを撮影。クリックで拡大

(エンケ彗星の写真 1) (エンケ彗星の写真 2)

撮影日時:
2003年10月25日 22時43分、26日 0時13分、露出 各3分
撮影地:
奈良県吉野郡天川村
撮影機材等:
ZEN社 ベーカーシュミット(D=20cm F2)、BJ41L、フィルタなし、-15度に冷却、MS-5赤道儀、3×3ビニング
●撮影者コメント:

核ははっきりしていますが、尾は扇形に拡散しているようで分かりづらい。すべて素人判断です。1時間30分間の移動のようすです。

写真投稿:「EOS Kiss Digitalによる星雲、星団」

大貫弘毅さん撮影。キヤノンのデジカメ EOS Kiss Digitalによる、M31, 42, 45, NGC 7000(サムネールのみ)

(M31の写真) (M42の写真) (M45の写真) (NGC 7000の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

写真投稿:「COOLPIX995による天王星、海王星」

植田和利さん撮影。ニコンのデジカメ COOLPIX995による天王星と海王星(サムネールのみ)

(天王星、海王星の写真)

オリジナル画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

写真投稿:「EOS Kiss Digitalによるリニア彗星(C/2002 T7)」

森戸秀樹さん撮影。キヤノンのデジカメ EOS Kiss Digitalによる、リニア彗星(C/2002 T7)(サムネールのみ)

(リニア彗星(C/2002 T7)の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

2003/10/27

イベント情報:「Starry Starry Night; Jazzy Night at SCiLe」

日時:
11月8日(土) 16時〜18時
会場:
中央区月島 ピアノアートサロン
中央区月島3-26-17
主な内容:
トークショー(宇宙航空研究開発機構 的川泰宣氏)
ジャズライブ(星、宇宙にちなんだスタンダードナンバーのピアノ演奏)
申し込み、問い合わせ:
voice@scile.netまで
主催:
宇宙市民リーグ(SCiLe)

環境観測技術衛星「みどりII」に運用異常(宇宙航空研究開発機構)

25日7時半ごろ、環境観測技術衛星「みどりII」からの地球観測データが受信されなくなった。その後、衛星が軽負荷モードに移行していることが確認され、発生電力が大幅に低下していることもわかった。同機構では対策本部を設置して原因究明と対応にあたっている。

天文関連書 新刊情報

宇宙はすべてを教えてくれる 未知なる「知」への探求――タイムマシーンから地球外生命体まで
佐治治夫(さじ・はるお)著 佐藤勝彦(さとう・かつひこ)著 PHP研究所
本体1500円 20cm 212p
ISBN 4-569-63004-8
ロケット・ドリーム 宇宙空間から電脳空間へ
マリナ・ベンジャミン著 松浦俊輔(まつうら・しゅんすけ)訳 青土社
本体2400円 20cm 298 8pp
ISBN 4-7917-6070-7
限りなく夢がふくらむ宇宙の話 宇宙への理解が深まれば、もっともっと宇宙が身近に
渡部潤一(わたなべ・じゅんいち)監修 ナツメ社
本体1500円 21cm 231p (らくらく入門塾)
ISBN 4-8163-3604-4

2003/10/24

10月29日に起こる、小惑星による恒星食の改良予報

小惑星(15) Eunomiaによる恒星食。10月29日(水)5時12分、北海道地方で観測される可能性がある。
恒星はTYC0826-00397-1(赤経 09h31m00.148s、赤緯 +13°38'02.44"(J2000)、12.3等、しし座とかに座の境界付近、しし座7番星の南西 約1°24')
0.16等の減光で、継続時間は最長10.7秒

2003/10/22

肉眼黒点が出現中

太陽面に肉眼黒点が出現中。黒点のようすは太陽観測衛星SOHOのサイトでも見ることができる(情報提供:浅野輝史さん)。

(太陽の写真)22日8時(世界時)の太陽面(画像提供:SOHO)

2003/10/21/

写真投稿:「高度8500mから観た金星」

西島忠さん撮影。富士写真フイルムのデジカメ FinePix S2 Proによる、飛行機の機内から撮影した金星(サムネールのみ)

(金星の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

写真投稿:「リニア彗星(C/2002 T7)」

那賀川町科学センター天文館(徳島県)撮影。来春明るくなると予想されているリニア彗星(C/2002 T7)。クリックで拡大

(リニア彗星 C/2002 T7の写真)

撮影日時:
2003年10月18日 4時35分〜、(L画像)60秒露出×20枚、(R画像)60秒露出、(G画像)60秒露出×2枚、(B画像)60秒露出×5枚
撮影地:
徳島県那賀川町
撮影機材等:
113cm反射(D=113cm fl=7100mm)、MUTOH CV-16II、トーカイ LRGBフィルタ type3、2×2ビニング
●撮影者コメント:

2004年春に明るくなる巨大彗星が徐々に明るくなってきました。113cmカセグレンでは、核を中心に両翼に広がった系外星雲のような姿に見えています。

写真投稿:「DCR-TRV20による土星」

前原勲さん撮影。ソニーのデジタルビデオカメラ DCR-TRV20による土星(サムネールのみ)

(土星の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

写真投稿:「COOLPIX995による海王星」

植田和利さん撮影。ニコンのデジカメ COOLPIX995による海王星(サムネールのみ)

(海王星の写真)

拡大画像、撮影データ、9月から10月にかけての移動のようすを記録した写真などは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

2003/10/20

日本初、巨星の周りを巡る太陽系外惑星を発見(国立天文台)

国立天文台などの研究グループが、岡山天体物理観測所の望遠鏡を用いた観測により、太陽の1.6倍程度の質量を持つ巨星の周りを巡る惑星を発見した。世界ではすでに100例以上が報告されているが、日本では初めてのことである。

10月25日に起こる、小惑星による恒星食の改良予報

小惑星(1171) Rusthaweliaによる恒星食。10月25日(土)3時9分、北海道南部、東北地方北部で観測される可能性がある。
恒星はTYC0035-00671-1(赤経 01h41m10.813s、赤緯 +05°11'32.18"(J2000)、12.1等、うお座ν星の南 約18')
1.3等の減光で、継続時間は最長7.3秒

小惑星(26) Proserpinaによる恒星食。10月25日(土)5時15分、北海道地方で観測される可能性がある。
恒星はTYC1411-00741-1(赤経 09h54m43.346s、赤緯 +16°06'38.41"(J2000)、11.8等、しし座η星の西 約3°5'、しし座η星とψ星の中間付近)
1.3等の減光で、継続時間は最長3.3秒

2003/10/17

中国、有人宇宙船「神舟5号」の打ち上げと回収に成功

15日午前10時(日本時間)、中国初の有人宇宙船「神舟5号」が打ち上げられた。神舟5号は地球を14周し、翌16日午前7時半(日本時間)ごろに無事帰還した。有人宇宙船の打ち上げと帰還の成功は、旧ソ連、アメリカに次いで世界で3番目となる。

2003/10/14

写真投稿:「EOS 10Dによる十三夜の月」

駒井卓さん撮影。キヤノンのデジカメ EOS 10Dによる十三夜の月(サムネールのみ)

(十三夜の月の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

太陽磁場活動望遠鏡が完成 京大・飛弾天文台(京都新聞)

京都大学付属飛騨天文台に世界最高水準の能力を持つ太陽磁場活動望遠鏡(SMART)が完成した。4機の望遠鏡から構成されており、太陽面爆発や黒点の変化などを研究するほか、磁気嵐による電波障害の防止などにも役立てる予定。

10月19日に起こる、小惑星による恒星食の改良予報

小惑星(375) Ursulaによる恒星食。10月19日(日)21時30分、北海道を除く全国で観測される可能性がある。
恒星はTYC6907-01155-1(赤経 20h26m30.803s、赤緯 -23°19'14.13"(J2000)、9.6等、やぎ座4番星の南東 約2°28'で、ほぼ等光度のTYC6907-1873-1と2'隔てて並ぶ)
3.0等の減光で、継続時間は最長7.0秒

2003/10/10

写真投稿:「FinePix S2 ProによるM33、M42、モンキー星雲」

林伸彦さん撮影。富士写真フイルムのデジカメ FinePix S2 ProによるM33、M42、モンキー星雲(NGC 2174-5)(サムネールのみ)

(M33の写真) (M42の写真) (モンキー星雲の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

2003/10/08

地球に最接近した小惑星(日本惑星協会)

9月27日に地球から7万8000キロメートル(月までの平均距離の約5分の1)のところを小惑星が通過していたことが、28日になってわかった。1994年に小惑星1994 XM1が10万8000キロメートルのところまで近づいた記録を更新し、これまでで(発見されているものの中で)もっとも地球に近づいた小惑星となった。

10月15日に起こる、小惑星による恒星食の改良予報

小惑星(1606) Jekhovskyによる恒星食。10月15日(水)23時17分、北海道南部、東北地方北部で観測される可能性がある。
恒星はHIP 110002(赤経 22h16m48.392s、赤緯 -07°08'55.11"(J2000)、8.4等、みずがめ座θ星の北 約38')
6.1等の減光で、継続時間は最長4.6秒

2003/10/06

写真投稿:「QV-3000EXによる水星・木星」

佐藤崇さん撮影。カシオのデジカメ QV-3000EXによる4日早朝の水星と木星(サムネールのみ)

(水星・木星の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

写真投稿:「EOS Kiss Digitalによる二重星団」

赤木浩一さん撮影。キヤノンのデジカメ EOS Kiss Digitalによる二重星団h-χ(サムネールのみ)

(二重星団の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

10月13日に起こる、小惑星による恒星食の改良予報

小惑星(198) Ampellaによる恒星食。10月13日(月)4時54分、八重山諸島方面で観測される可能性がある。
恒星はTYC1750-01649-1(赤経 01h15m54.708s、赤緯 +26°40'25.80"(J2000)、10.4等、うお座υ星の南西 約59')
0.6等の減光で、継続時間は最長8.9秒

2003/10/03

写真投稿:「FinePix S2 Proによる土星」

横田富美夫さん撮影。富士写真フイルムのデジカメ FinePix S2 Proによる土星(サムネールのみ)

(土星の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

2003/10/02/

写真投稿:「EOS Kiss DigitalによるM57」

赤木浩一さん撮影。キヤノンのデジカメ EOS Kiss DigitalによるM57(サムネールのみ)

(M57の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

2003/10/01

宇宙航空研究開発機構(JAXA)が発足

宇宙開発事業団、宇宙科学研究所、航空宇宙技術研究所の3機関が統合し、新しく宇宙航空研究開発機構(JAXA)が発足した。日本の宇宙航空分野における基礎研究、開発、利用の各部門での一層の発展が期待される。

ビクセンの「スフィンクス」などがグッドデザイン賞を受賞

ビクセンの新製品「スフィンクス赤道儀(SXシリーズ)」とフィールドスコープ「ジオマ プロ 67-A」が2003年度のグッドデザイン賞を受賞。