オリオン座の1等星ベテルギウスが減光している

【2003年4月14日 ダイニックアストロパーク天球館】

オリオン座のα星・ベテルギウスが3月中旬より減光を始めているようだ。以下、ダイニックアストロパーク天球館の高橋進氏よりいただいたメールより転載して紹介しよう。

(2003年1月から4月初めのベテルギウスの光度グラフ)

ベテルギウスの光度(VSNETデータベースより)

オリオン座の1等星ベテルギウスが3月中旬より減光を開始しました。確認されている中でもっとも早く減光を指摘したのは惑星観測家として有名な滋賀県の安達誠(あだちまこと)氏で3月22日に「ベテルギウスが明らかに暗い」と指摘されています。ただ黄砂やもやの影響もあり、しばらくその指摘は保留されていました。しかし4月になり国内外の観測から明らかに減光が確認されました。これほどの減光は1993年以来のものです。

観測機材も何もなくても観測できますので、この機会にぜひ多くの方に観測していただきたいと思います。目測にはプロキオン(0.5等)とアルデバラン(1.1等)とで比較していただければと思います(等級はAAVSOの等級です)。

ベテルギウスはスペクトル型Mの赤色巨星で、恒星の脈動(膨張や収縮)により0等から1.3等まで変光する。冬の星座とはいえ、4月中のベテルギウスは22時〜23時ごろまで見えているので、他の1等星と見比べながら、少し暗めのベテルギウスを観察してみよう。