国立天文台 野辺山宇宙電波観測所「電波天文観測実習」の参加者募集
【2003年4月10日 国立天文台・天文ニュース(628)】
国立天文台野辺山宇宙電波観測所ではこの夏、45メートル電波望遠鏡を使った「電波天文観測実習」を行います。当観測所は、45メートル望遠鏡・10メートル ミリ波干渉計を用いて多数の星間分子の発見、原始惑星系ガス円盤の検出、銀河中心にある巨大質量ブラックホールの発見など数多くの重要な研究成果をあげています。この「電波天文観測実習」は、天文学に関心をもつ大学生の皆さんに研究の最前線で活躍中の45メートル望遠鏡を使った観測実習を通して、電波天文学の実際にふれていただくのがねらいです。参加者には普段研究者が行っている45メートル望遠鏡の操作、データ取得・解析、結果のまとめをしていただきます。特に専門知識は必要ありませんが、大学で物理実験を経験していることが望ましいです。
なお、来年(2004年)は45メートル望遠鏡で大きな改修があるため、観測実習を行わない予定です。来年の参加をご検討の方はご注意ください。
- 開催日程:
- 2003年8月4日(月) 13時30分 〜 8月8日(金) 11時30分(4泊5日)
- 場所:
- 国立天文台野辺山宇宙電波観測所(JR小海線野辺山駅から徒歩40分)
- 定員:
- 12名程度
- 対象:
- 大学の理科系学部(教育学部の理科系も含む)に属する学生(1〜4年生)
- 費用:
- 旅費・滞在費・障害保険は自己負担(滞在費+障害保険=7000円程度)
- 応募方法:
- 住所、氏名、所属大学及び学部・学科、学年、年齢、性別、電話番号、E-mailアドレス(持っている場合)を明記の上、以下の(1)〜(5)に回答し、7月7日(月)必着で下記の応募先まで送付。
- (1) 大学で物理実験の経験がありますか?
- (2) (1)で「はい」と回答された場合、一番印象に残った実験は何ですか?また、どのような点で印象に残ったのですか?
- (3) あなたが持っている天文学への想い・イメージについて何でも結構ですのでお書き下さい。(600字以内)
- (4) 実習に参加希望の理由は何ですか?(600字以内)
- (5) この実習を何で知りましたか?
a. 雑誌 b. 新聞 c. インターネット d. 人から e. その他 - なお、送付された資料は返送いたしません。
- 選考結果の発表:
- 7月15日郵便で発送
(*上記住所以外への発送を希望する場合は発送先を明記して下さい) - 問い合わせ先・応募先:
- 〒384-1305 長野県南佐久郡南牧村野辺山462-2
国立天文台野辺山宇宙電波観測所「観測実習係」 - TEL: 0267-98-4333
http://www.nro.nao.ac.jp/~nro45mrt/new45m2.html - 封筒に「電波観測実習応募書類在中」と朱書すること