SOHO/LASCO C3の視野内に表れたニート彗星(C/2002 V1)を見逃すな

【2003年2月18日 アストロアーツ】

17日の深夜(日本時間)から太陽観測衛星SOHOLASCO/C3コロナグラフの視野内に見え始めたニート彗星(C/2002 V1)が、驚くほど明るく見えている。

(LASCO/C3の視野内に見えるニート彗星C/2002 V1)

ニート彗星C/2002 V1(右上)。近日点通過直後の18日15時(日本時)ごろの映像(提供:SOHO/LASCO

SOHOのウェブサイトhttp://sohowww.nascom.nasa.gov/ではSOHOが撮影した太陽の画像をほぼリアルタイムで公開している。こちらのサイトの「THE SUN NOW」や「Latest Images」などのページから、LASCO/C3コロナグラフの画像をご覧いただきたい。画像の右上(18日18時現在)に明るく大きく見えているのがニート彗星だ。

18日正午(日本時間)ごろに近日点を通過したニート彗星は、今後視野内を下方に移動していき、20日ごろまでLASCO/C3の視野内に見えている。さらに明るくなるのか、バースト(爆発)現象や分裂が見られるかなど、変化のようすも見逃せない。ぜひマメにチェックしていただきたい。