近傍クエーサー3C273の中心部にせまる
【2003年1月23日 HubbleSite - News Center】
ハッブル宇宙望遠鏡のACSカメラで撮影したクエーサー3C273の写真が公開された。
クエーサー3C273。中心部が暗いのはコロナグラフという装置で光を遮っているため(提供:NASA, M. Clampin (STScI), H. Ford (JHU), G. Illingworth (UCO/Lick), J. Krist (STScI), D. Ardila (JHU), D. Golimowski (JHU), the ACS Science Team, J. Bahcall (IAS) and ESA
クエーサー3C273はおとめ座にある天体で、地球からの距離は約19億光年とクエーサーとしては近いところにある。
今回、中心からの強い光を遮るコロナグラフという装置を使って観測したことで、クエーサーの親銀河がこれまで考えられていたよりもずっと複雑な構造をしていることがわかった。写真には、クエーサーの周りに巻きついている羽毛のような構造や赤く見えるチリの溝が写されている。また、クエーサーから吹き出しているジェットに沿って塊状の物質や青い弧が写されているのが見える。