シー・ローンチ社、通信衛星「Thuraya-1」を打ち上げ成功
【2000年10月23日 BOEING news release (2000.10.20)】
アメリカ太平洋岸夏時間10月20日午後10時52分(日本時間10月21日午後4時52分)、アラブ首長国連邦のThuraya Satellite Telecommunications社の通信衛星「Thuraya-1」を積載したシー・ローンチ社のゼニート-3SLロケットが、西経154度の赤道直下の太平洋上に浮かべた浮遊式海上プラットフォーム「オデッセイ」から打ち上げられた。質量5,108キログラムの衛星は打ち上げからおよそ2時間22分後に静止衛星軌道に無事投入された。
シー・ローンチ社は、アメリカ・ボーイング社、ロシア・エネルギア社などの出資による国際ベンチャー企業で、浮遊式海上プラットフォームを用いて赤道直下の高い遠心力を利用することにより、静止衛星軌道への低コストでの衛星打ち上げサービスを供給している。