最遠の天体が発見された
【2000年4月14日 Yahoo! News / Reuters (2000/4/13)】
史上最大の天空探査計画「スローン・デジタル・スカイ・サーベイ(SDSS)」において、赤方偏移5.8のクェーサーが発見された。赤方偏移とは、宇宙膨張により地球と天体が遠ざかっているために天体からの光の波長が伸びて赤に寄っている度合いを示す値であり、遠方の天体ほど速く地球から遠ざかっているため、赤方偏移の値が大きい。今回の5.8という赤方偏移は観測史上最も大きい値であり、このクェーサーが観測史上最遠の天体であることを意味する。そしてこのクェーサーは、宇宙誕生から10億年以内の姿であると考えられる。
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スローン・デジタル・スカイ・サーベイ公式サイト (英文)