北海道で8年ぶりの本格的な低緯度オーロラが観測された

【2000年4月10日】

4月7日午前3時過ぎおよび午後9時過ぎ、北海道にて北の空に赤い低緯度オーロラが観測された。

北海道陸別町にある名古屋大学太陽地球環境研究所・陸別総合観測室の観測によると、明るさの最大値は、7日午前が1700レイリーで、これは肉眼では見えるか見えないかのぎりぎりのレベルという。そして翌晩7日午後9時の観測開始時にはなんと4200レイリーで、肉眼でも見えるレベルであった。この後は真夜中に向けてどんどん暗くなっていったそうだ。

このような本格的な低緯度オーロラが北海道で観測されたのは、1992年5月10日以来のことであり、約8年ぶりである。

7日晩のオーロラは、陸別町・銀河の森天文台の津田浩之さんが写真撮影に成功している。

詳細情報および津田さんによる写真は、下記リンクを参照されたい。

<参照>
2000年4月7日 北海道で観測された低緯度オーロラ (名古屋大学の塩川和夫助教授による)