小惑星イトカワの微粒子、今日から関東で一般公開

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【2013年7月17日 相模原市立博物館国立科学博物館

探査機「はやぶさ」が地球に持ち帰った小惑星イトカワの微粒子の実物が、都内と神奈川県相模原市の2会場で今日から一般公開される。


小惑星探査機「はやぶさ」が7年ぶりに地球帰還を果たしたのは2010年6月のこと。劇的なミッション成功が話題を呼び、小惑星イトカワのサンプルが収められていたカプセルの展示や、「はやぶさ」の旅を描いた映像作品などが各地で人気を博した。

そのイトカワの微粒子の実物が、7月17日から一般公開される。国立科学博物館(東京・上野)では常設展示、相模原市立博物館(神奈川県相模原市)では、同日から7月28日までの期間限定展示となる。2012年2月には鳥取で電子顕微鏡での観察展示が開催されたが、常設としては初めてだ。

微粒子の大きさは国立科学博物館で展示されているものが約49μm、相模原市立博物館で展示されているものが約55μm。成分はいずれも結晶構造を成しているカンラン石。展示会場に設置されている光学顕微鏡で観察すると、微粒子が光を反射して、きらきら輝いて見えるという。

相模原市立博物館では、来年打ち上げ予定の後継機「はやぶさ2」の応援企画展も開催中だ(9月1日まで)。ぜひあわせて見学してみてはいかがだろうか。

《国立科学博物館(東京・上野)での常設展示》

■ 会場:
国立科学博物館
東京都台東区上野公園7-20
■ 展示期間:
2013年7月17日(水)から常設展示
■ 観覧方法:
先着順に整列。1日ごとに定員制限あり
■ ウェブページ:
光学顕微鏡による観覧についてのご案内(PDFファイル)

《相模原市立博物館での期間限定展示》

■ 会場:
相模原市立博物館
神奈川県相模原市中央区高根3-1-15
■ 展示期間:
2013年7月17日(水)〜7月28日(日)
■ 観覧方法:
9:30より当日分整理券配布
■ ウェブページ:
「はやぶさ2」応援企画展

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