故倉賀野祐弘氏の望遠鏡の活用希望者を募集

【2009年11月12日 川崎天文同好会】

川崎天文同好会(神奈川県)では、故倉賀野祐弘氏の遺品である望遠鏡を有効に使ってくださる方に譲るとして、希望者を募集している。


故倉賀野祐弘氏の望遠鏡の活用希望者を募集

タカハシ μ250反射赤道儀、EM-200の画像

タカハ シμ250反射赤道儀、EM-200の画像。クリックで拡大(提供:川崎天文同好会)

ムルコス彗星発見時のエピソードを語る故倉賀野祐弘氏

ムルコス彗星発見時のエピソードを語る故倉賀野祐弘氏。2007年5月、川崎天文同好会の資料室「ちいさな天文図書館」(天体望遠鏡専門店・スコープタウン内)にて。(撮影:星ナビ編集部)

このほど私たち川崎天文同好会に対し、2008年5月に急逝された会員の故倉賀野祐弘氏のご遺族より氏の遺品である望遠鏡寄贈のお申し出がありました。ご遺族と相談を重ねた結果、この機材を有効に使っていただける方を広く公募しようということになりました。

倉賀野祐弘氏は、1957年、のちにムルコス彗星と名付けられたC/1957 P1彗星の第一発見者で、また半世紀以上にわたり変光星、流星等の観測・研究に尽くされた、根っからのアマチュア天文家でありました。本会においても、永く事務局長を勤め、会の運営に手腕を発揮されてきました。会としても、観測への情熱と人柄を備えられた氏を失ったことは、1周忌を過ぎた現在なお惜しみても余りあるところです。

倉賀野氏が愛用されたこの望遠鏡で、故人の星空への思いを引き継いでいただける方は、以下のとおりお申し込みください。 ご不明な点等は、川崎天文同好会ウェブページのメールフォームからお尋ねください。

《望遠鏡の活用希望 申込み要領》

■ 機種:
タカハシ μ250反射赤道儀一式(架台はEM-200)
■ 条件等:
  • 無償譲渡いたします
  • 個人、団体、民間、公共機関の別を問いませんが、申込者自身が使用するものとします
  • 転貸、転売目的での応募は不可です
  • 直接引取に来られること(発送は不可)
■ 申込方法:
  • A4用紙1枚に使用用途、目的等を記載し、下記宛に郵送で申込んでください
  • 欄外に住所、氏名(団体名)、電話、メールアドレスを附記してください
■ 申込締切:
12月25日(金)まで
■ 選考:
  • 選考方法は本会に一任願います
  • 当選者には直接連絡いたします
■ 申込み先:
〒212-0016 神奈川県川崎市幸区南幸町1-40
川崎天文同好会 渋谷誠一郎

(注)このニュースは、川崎天文同好会 渋谷誠一郎さんからいただいた原稿を元に作成しました。

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