気象衛星「ひまわり」から見る日食

【2009年7月16日 気象庁

7月22日の日食時に気象庁では、静止気象衛星「ひまわり」が観測した可視画像をウェブで公開する。日食時には、宇宙から見た地球に月が影を落とし、その影が移動していくようすが見られる。


(1988年3月18日の日食の時に「ひまわり3号」が観測した可視画像)

1988年3月18日の日食の時に「ひまわり3号」が観測した画像(提供:気象庁)

気象庁では、7月22日の日食時に「ひまわり7号」が観測した15分間隔の可視画像を、ウェブページ『H21/7/22 日食時の「ひまわり」画像』で公開する。公開は22日10時以降の予定。

1988年3月18日に北太平洋上で起きた日食では、「ひまわり3号」が地球の表面を移動する月の影を観測した。月の影は東南アジアから本州の南東海上を北東方向に抜け、北東太平洋に移動したことが確認された。画像は、月の影を見やすくするために通常の可視画像を明るく強調表示したもので、月の影の中心付近に太陽光が全く届かない本影(中心付近の黒いまる)が確認できる。