「エンデバー号」、再び打ち上げ延期

【2009年6月17日 JAXA(1)(2)

NASAは、13日に予定していたスペースシャトル「エンデバー号」の打ち上げを配管のガス漏れを理由に一度延期し、米国東部夏時間(以下同様)6月17日午前5時40分(日本時間同日午後6時40分)に打ち上げることを発表していた。しかし、その後再び同様の箇所でガス漏れが発見され、さらに打ち上げを延期した。


(スペースシャトル「エンデバー号」の画像)

スペースシャトル「エンデバー号」。クリックで拡大(提供:NASA TV)

(ガス漏れが発見された、水素ガスベントラインと外部燃料タンクの接続部の画像)

ガス漏れが発見された、水素ガスベントラインと外部燃料タンクの接続部。クリックで拡大(提供:NASA TV)

エンデバー号は6月13日に打ち上げを予定していたが、準備作業中に液体水素燃料タンクに燃料を充填する際、水素ガスベントラインにガス漏れが発見されたため、打ち上げが延期された。水素ガスベントラインは、余分な水素ガスを射点から安全に排出するためのシステムである。

NASAは、水素ガスベントラインと外部燃料タンクの接続部分の交換など一連の修理作業が、16日午後3時(17日午前4時)までに終了予定であることから、新たな打ち上げ日時を17日午前5時40分(同日午後6時40分)に設定したと発表した。

しかし、その後13日と同様の箇所で、燃料を充填中に水素ガスの漏れが発見された。このため、打ち上げは再び延期された。