「宇宙日本食」、宇宙へ

【2008年11月28日 JAXA

国際宇宙ステーション(ISS)への物資の補給を目的とした無人のプログレス補給船(31P)が11月26日に打ち上げられた。このプログレス補給船には、宇宙航空研究開発機構(JAXA)認定の「宇宙日本食」20品目が搭載されている。


「宇宙日本食」のひとつ、サバの味噌煮の画像

「宇宙日本食」のひとつ、サバの味噌煮。クリックで拡大(提供:JAXA)

カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から、バイコヌール時間11月26日午後6時38分(日本時間 同午後9時38分)に、ロシアのソユーズロケットによってプログレス補給船が打ち上げられた。

今回打ち上げられたプログレスM-01M補給船は、これまでのプログレスM補給船の改良型で、今回が初飛行である。そこに搭載された物資は、飲料水や推進剤、酸素などのほかに、JAXAが2007年に認定した「宇宙日本食」28品目のうち20品目(サバの味噌煮やわかめスープ、黒飴や粉末抹茶など)が含まれている。

ISSに届けられるこれらの「宇宙日本食」は、若田光一さんを含む第18次長期滞在宇宙飛行士用として用意された。なお、若田さんが搭乗するスペースシャトル「ディスカバリー号」(STS-119(15A))の打ち上げ目標日は、米国東部時間2009年2月12日に設定されている。