タミヤ、スペースシャトルのプラモデルを発売

【2008年6月11日 アストロアーツ】

株式会社タミヤから、スペースシャトル・オービターのプラモデルが発売された。このプラモデルは今までに、パッケージなどを変えながら時々生産されてきたが、今回は久しぶりの販売である。今回のチャンスを逃すと数年は手に入らないと思われるので、入手を考えている方は早めの購入をおすすめしたい。


(プラモデルのパッケージ)

プラモデルのパッケージ。絵柄は軌道上のエンデバー。箱のサイズは約40cm×30cmと、大型キットの貫禄十分。クリックで拡大(以下同)

(キットの中身)

キットの中身

(説明書)

説明書。実機に関する詳しい説明もあり、実物のスペースシャトルを組み立てている気分を味わえる

(キットを仮組みしたものの写真)

キットを仮組みしたもの。全長約40cmは迫力がある

スペースシャトル・オービターのプラモデルが、二つ星でおなじみのタミヤから発売中だ。このプラモデルは1979年に発売されたもので、多くの人が小さいころに欲しくてたまらなかった大型キットのひとつだ。

このスペースシャトルのプラモデルのスケールは100分の1で、全長が372.5mmになる。部品点数は最近のプラモデルに比べると控えめだが、小学生には少し難しいかもしれないので、こんなときこそお父さんの出番だろう。タミヤのプラモデルは実機に関する詳しい解説が説明書に掲載されており、キットを組み立てながら実物への理解が深まるといった大きな教育効果があるので、未来の宇宙飛行士たちの「訓練」にもなるだろう。

また、今回のキットには、コクピットのウィンドウやハッチなど、塗装が難しい部分もデカールとして用意されているので、黒いタイルの部分のみを塗装で済ませば、精密なスペースシャトルの模型ができあがる。

垂直尾翼のエアブレーキ、メインノズル、カーゴハッチはそれぞれ可動で、貨物室内側にある反射板はメッキパーツになっている。ペイロードとして「スペースラブ」が搭載されているのも歴史を感じさせて面白い。

価格は税込みで3,780円。全国の模型店やプラモデルを扱っている家電量販店などで購入できる。最近はプラモデル売り場も縮小傾向だが、たぶんデパートのおもちゃ売り場でも見かけることができるだろう。前回の限定販売の時には半年ほどで店頭から見かけなくなったので、「買う」なら今しかない!Amazon.co.jpでも購入することができる。

また、スペースシャトルの参考書としてオススメしたいのが、「コクピットイズム03(イカロス・ムック)」だ。スペースシャトルの特集号でスペースシャトルの歴史からコクピットの写真にいたるまで、資料として一級の情報が満載されている。

さらに、クリント・イーストウッド主演の「スペースカウボーイ 特別版」は、年老いた宇宙飛行士が活躍する映画だが、劇中でスペースシャトルがカッコ良く扱われているので必見。このプラモデルを組み立ててスペースシャトルの構造を知っていれば、その内容はより面白くなる。

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