情報トピックス(2005年9月)

国内のさまざまなメディアで取り上げられた天文ニュースや皆様からお寄せいただいた写真などを紹介しています。記事の詳細については各リンク先を参照してください。

なお、画像をお送りいただく際には「画像投稿フォーム」よりお願いいたします。

2005/09/30

地球型の惑星探しへ、NASAが大きく前進

ハワイのマウナケア山頂のケック干渉計を使った観測で、NASAは恒星を取り巻くちりの円盤の検出を可能にし、地球サイズの系外惑星発見へ向けて、大きく前進した。

これは、2基のケック10メートル望遠鏡の光を干渉させ、100メートルの望遠鏡に匹敵する分解能を持つケック干渉計に、円盤観測の際じゃまとなる星の光をブロックする「nuller」という機器を取り付けたことで可能となった。この機器のおかげで、ベガを含めた3つの恒星からの光を従来の100分の1に抑えることに成功したのだ。今後「nuller」の性能はさらに高められ、2006年末からいよいよ実際の惑星探しが開始される。

デジカメによる写真投稿

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「網状星雲」(コーチさん、ニコン D70)

(網状星雲の写真)

「月」(えっくすぽすとさん、京セラ Finecam M410R)

(月の写真)

「下弦の月」(wataさん、キヤノン EOS 20D)

(月の写真)

2005/09/28

10月3日の金環日食をマドリッドからネット中継

10月3日の金環日食が"LIVE! ECLIPSE(ライブ・エクリプス)2005 Annular(アニュラー)"としてマドリッドからネット中継される。ネット中継を行うのは、天文現象などをネットで中継する非営利団体ライブ!ユニバース。初の試みとして、金環日食全体、部分アップ、観測地の様子を4台のカメラで撮影した映像を同時中継することになっている。

今回は、大都市で観測できるめずらしい条件の上、金環現象の時間が約4分間と比較的長い時間継続する。中継時間は10月3日(月)午後午後4時30分から午後6時30分(日本時間)で、クライマックスは金環日食現象の起こる午後5時55分から午後6時までの約5分間。月の影から細いリング状として見える太陽の姿をリアルタイムで楽しんでみてはいかがだろうか。

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「プロミネンス」(masaさん)

(太陽の写真 1) (太陽の写真 2)

タイトル:
(1枚目)「プロミネンス」
(2枚目)「プロミネンスの変化(1)」
撮影者:
masa
撮影日時:
(1枚目)2005年9月26日 7時22分
(2枚目)7時26分
撮影地:
栃木県大田原市
撮影機材等:
ボーグ 50ED 、Philips ToUcam ProII、コロナド ソーラーマックス(φ=40mm)(2枚目のみ、PL18mm拡大撮影)
RegistaxV3
コメント:

(1枚目)結構大き目のプロミネンスです。

(2枚目)プロミネンスの拡大です。

2005/09/26

小型副衛星「れいめい」がファーストライト、初オーロラ画像を公開

8月24日に、カザフスタン共和国バイコヌール宇宙基地から光衛星間通信実験衛星「きらり」(OICETS)とともに打ち上げられた小型副衛星「れいめい」(INDEX)が、9月17日南極上空で初のオーロラ観測を行った。活発なオーロラの波状の構造の時間発展を捉え、その結果、オーロラの微細構造が高時間分解で得られることが確認された。「れいめい」は、9月下旬まで南極上空でオーロラを撮影し、そのデータは地上の昭和基地からの観測結果と比較されるなど、研究に活用される。

天文関連書 新刊情報

誰も読まなかったコペルニクス 科学革命をもたらした本をめぐる書誌学的冒険
オーウェン・ギンガリッチ著 柴田 裕之訳 早川書房
本体2300円 四六判 396p
ISBN 4-15-208673-4
星空への招待 星を見よう宇宙を知ろう!
藤井 旭著 河出書房新社
本体1600円 A5判 162p
ISBN 4-309-25196-X
東と西の宇宙観 西洋篇
荒川 紘著 紀伊国屋書店
本体2800円 A5判 317,3,6p
ISBN 4-314-00995-0
東と西の宇宙観 東洋篇
荒川 紘著 紀伊国屋書店
本体2800円 A5判 293,2,4p
ISBN 4-314-00996-9

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「月、プレヤデス大接近」(吉尾賢治さん、ニコン D70)

(月、プレヤデス大接近の写真 1) (月、プレヤデス大接近の写真 1)

「白鳥座付近の天の川」(newmoonjpさん、富士写真フイルム FinePix S2 Pro)

(白鳥座付近の天の川の写真)

「月齢20」(wataさん、キヤノン EOS 20D)

(月の写真)

「神酒の海から西へ」(wataさん、サンヨー DSC-J4)

(月面の写真)

「月」(K.Nakayamaさん、キヤノン EOS Kiss Digital N)

(月齢14.3の写真) (月齢10の写真)

「NGC 281周辺」(岩田省司さん、キヤノン EOS Kiss Digital)

(NGC 281周辺の写真)

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「ちぎれ飛ぶプロミネンス」(masaさん)

(太陽の写真)

タイトル:
「ちぎれ飛ぶプロミネンス」
撮影者:
masa
撮影日時:
2005年9月23日 9時9分(18:09UT)
撮影地:
栃木県大田原市
撮影機材等:
ボーグ 50ED 、Philips ToUcam ProII、コロナド Filter、PL12.5mmアイピース拡大
RegiStax3にて600枚画像コンポジット、StellaImage 3にて文字挿入
コメント:

長いプロミネンスがわずかの間に千切れ飛んでいきました。

「巨大プロミネンス」(田中一幸さん)

(太陽の写真)

タイトル:
「巨大プロミネンス」
撮影者:
田中 一幸
撮影日時:
2005年9月23日 9時19分〜39分、露出 0.03秒
撮影地:
東京都 調布市 田中光学天体観測室
撮影機材等:
屈折式望遠鏡(D=10cm F13)、SBIG STL-11000XM、ThousandOaks製 プロミネンスフィルタ
背景処理
コメント:

1時間以上は見えていた大きなプロミネンスで、最後のほうではかなり薄くなったものの太陽半径サイズまで延びていたように見えました。

「土星(最新)」(谷本宏斗さん)

(土星の写真)

タイトル:
「土星(最新)」
撮影者:
谷本 宏斗
撮影日時:
2005年9月24日 6時32分、露出 自動露出
撮影地:
自宅寝室
撮影機材等:
ミザール 屈折式天体望遠鏡(D=6.8cm)、使用アイピース 12mm、NTTdocomo F505i 携帯電話、3倍バローレンズで拡大
レジスタックスで画像編集
コメント:

なんと、携帯電話のカメラで土星の拡大撮影に成功しました。環も写っています。大変満足しています。ご用意できる方は、ぜひお試しください。

2005/09/21

天文関連書 新刊情報

宇宙はどこまで広がっているか?
ジョン・グリビン著 メアリー・グリビン著 寺門和夫訳 清流出版
本体1680円 20cm 150p
ISBN 4-86029-130-1

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「M45 すばる」(ISAquariusさん、キヤノン EOS Kiss Digital)

(M45の写真)

「土星と土衛六「タイタン」とプレセペ星団が接近」(洪景川さん、ニコン D70)

(土星と衛星タイタンとプレセペの接近の写真)

「月と金星と大地の塔」(加藤さん、キヤノン EOS Kiss Digital N)

(月と金星と大地の塔の写真)

「M31」(ASTRO-KTさん、ニコン D70)

(M31の写真)

「太陽」(有賀敬治さん、キヤノン EOS Kiss Digital)

(太陽の写真 1) (太陽の写真 2)

「黒点#0808(#0798)の変化」(岡野友柚 さん、ニコン D70)

(黒点の写真)

「いて座付近の銀河」(樋浦健二さん、ペンタックス *ist DS)

(いて座付近の銀河の写真)

「SWAN彗星(C/2005P3)」(久保庭敦男さん、ニコン D70)

(SWAN彗星(C/2005P3)の写真)

「北アメリカ星雲とペリカン星雲」(newmoonjpさん、キヤノン EOS Kiss Digital)

(北アメリカ星雲とペリカン星雲の写真)

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「太陽黒点」(佐藤善弘さん)

(太陽黒点の写真 1) (太陽黒点の写真 2)

タイトル:
(1枚目)「太陽の成長した黒点」
撮影者:
佐藤 善弘
撮影日時:
(1枚目)「2005年9月16日 10時45分
(2枚目)(2005年9月17日 8時42分
撮影地:
仙台市青葉区
撮影機材等:
ビクセン B05-3M、接眼鏡Or-25mm、タカハシ TS-80屈折赤道義、太陽観測用サングラス、1枚目は、ND8-82mmフイルター対物レンズ前に使用
コメント:

(1枚目)四日間でかなり成長見られます。大気による画像の乱れがかなり微小な画像の変化になつている。大気の状態がかなり好くないので一枚撮りができないので、mpg動画録画した1分12秒間より最良の画像6枚選び出しました。

(2枚目)一日でかなりの黒点が変化したようです。黒点の詳細な濃艶や容が出ていると思います。

「太陽黒点」(masaさん)

(太陽黒点の写真)

タイトル:
「太陽黒点」
撮影者:
masa
撮影日時:
2005年9月17日 7時10分
撮影地:
栃木県大田原市
撮影機材等:
ボーグ 50ED、ソニー DCR-TRV20、PL12.5mmアイピース拡大 + ミード Electronic Eyepiece
StellaImage3にて2枚画像モザイク合成、ハイコントラスト化
コメント:

久々の大き目の黒点です。Hα画像では、活動がかなり活発な様子がわかります。

「土星 2005」(土星さん)

(土星 2005の写真)

タイトル:
「土星 2005」
撮影者:
土星
撮影日時:
2005年9月18日 5時10分、露出 0.3秒前後
撮影地:
自宅寝室
撮影機材等:
ミザール 屈折望遠鏡(D=6.8cm)、カメラ付携帯電話 NTT DoCoMo F505i
惑星画像補正ソフト 使用
コメント:

小口径の望遠鏡でも環が分離できました。カメラ付携帯電話でも撮影できました。

「同一夜の火と土」(中村淳一さん

(同一夜の火星と土星の写真)

タイトル:
「同一夜の火と土」
撮影者:
中村 淳一
撮影日時:
2005年9月16日、17日 23時57分6秒、4時19分26秒、露出 各40秒
撮影地:
東京都国分寺市
撮影機材等:
タカハシ MT-160RS、Philips ToUcam Pro I、×1.28コレクタ + 笠井 HC-Or 7mm(火星)、笠井 HC-Or 7mmのみ(土星)
Registax1.1 + ステライメージ4&5
コメント:

この日の晩は、シーイングが良いのか悪いのか、コメントに迷うような観え具合でした。芯は有るものの、本体の変形に至るシンチレーションがありました。高度が低いわりに、土星が良く見えていました。大きさは、同率に揃えて有ります。

2005/09/16

低コストで有能、3.5キログラムのミニ人工衛星

CanX-2(The Canadian Advanced Nanospace eXperiment 2)という、3.5キログラムの人工衛星が公開された。この航空業界に革命を起こしそうな靴箱サイズの人工衛星を開発したのは、カナダ・トロント大学の航空宇宙研究所のチーム。

同チームの開発リーダーは、低コストで小さな人工衛星が、巨大な衛星に代わり、充分機能し成果を上げられることを証明したいと話している。従来の人工衛星計画の費用が数百億円であるのに比べ、CanX-2を含めたミニ人工衛星ミッション計3つの総費用は、たったの百万ドル(約1億円)だ。なお、CanX-2の打ち上げは来年、続いて2008年には、CanX-4とCanX-5の打ち上げが予定されている。

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「黒点」(Roger Raoさん、ペンタックス *ist D)

(黒点の写真)

「星団、星雲」(高橋俊雄さん、キヤノン EOS 20Da)

(ペルセウス座ニ重星団の写真) (アンドロメダ大銀河の写真)

「月齢11の月面南部」(HISAさん、ニコン COOLPIX990)

(月面の写真)

「月齢8.7」(たるがさん、富士写真フイルム FinePix S3 Pro)

(月面の写真)

「月齢9」(K.Nakayamaさん、キヤノン EOS Kiss Digital N)

(月面の写真)

「月齢8」(彩雲さん、ペンタックス *ist D)

(月面の写真)

2005/09/14

マーズ・エクスプレスのフーリエ分光器の不具合

ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の火星探査機「マーズ・エクスプレス」に搭載されているフーリエ分光器(Planetary Fourier Spetrometer; PFS)は、数ヶ月前から不具合を起こしており、その原因はまだわかっていない。同機器は、2003年6月に打ち上げられて以降約2年順調に作動を続け、火星の大気の動きやその組成について多くのデータを提供し続けてきた。ESA(ヨーロッパ宇宙機関)では現在、専門チームを結成し、原因究明を急いでいる。

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「月面」(つきの扉さん、ソニーDSC-S75)

(月面の写真)

「プレセペと土星の接近」(久保庭敦男さん、ニコン D70)

(プレセペと土星の接近の写真)

「いて座、夏の大三角、天の川」(brizoさん、ニコン D50)

(いて座の写真) (夏の大三角の写真) (天の川の写真)

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「太陽大黒点(肉眼適)出現する」(佐藤 善弘さん)

(太陽大黒点の写真)

タイトル:
「太陽大黒点(肉眼適)出現する」
撮影者:
佐藤 善弘
撮影日時:
2005年9月12日 9時5分
撮影地:
仙台市青葉区
撮影機材等:
ビクセン B05-3M、接眼レンズ MH-25mm、太陽観測用サングラス、タカハシ TS-80屈接赤道義、GV1394TVキャプチャー
コメント:

肉眼的な大黒点(太陽観測サングラスで直接見らる)口径80MM合成焦点距離4.5M位サングラス使用で詳細な黒点がビデオカメラで捕らえられている!

「上弦の月月面南部」(HISAさん)

(月面南部の写真)

タイトル:
「上弦の月月面南部」
撮影者:
HISA
撮影日時:
2005年9月13日 19時4分50秒〜10分50秒
撮影地:
千葉県八千代市八千代台東公園
撮影機材等:
ペンタックス 75SDHF、ソニー PC101K
SONY PICTURE GEAR5.1、セピア調効果
その他:
コリメート法で、DVビデオより画像カット
コメント:

昼間34度ちかく気温があり、大気の状態は良くありませんでしたが、月面のビデオ撮影に挑戦してみました。連続してできるのでスチールカメラよりは楽でした。

2005/09/12

「はやぶさ」が「イトカワ」に到着

小惑星探査機「はやぶさ」は9月12日現在、小惑星「イトカワ」まで約20キロの距離に到着し、静止している。11日、12日に「はやぶさ」が捉えたイトカワの画像には、クレーターや表面の起伏などの地形がはっきりと捉えられた。

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「太陽・プロミネンス」(渋谷佳伸さん、カシオ QV-2300UX)

(太陽・プロミネンスの写真)

「銀河、星雲、星団など」(大貫弘毅さん、キヤノン EOS Kiss Digital)

(NGC7293の写真) (M33の写真) (馬頭星雲の写真) (プレアデス、ヒヤデス、火星の写真) (オリオン座の写真)

「大型黒点とフレア」(wataさん、サンヨー DSC-J4)

(大型黒点とフレアの写真)

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「活発な黒点」(田中一幸さん)

(活発な黒点の写真)

タイトル:
「活発な黒点」
撮影者:
田中 一幸
撮影日時:
2005年9月10日、露出 0.04秒間
撮影地:
東京都 調布市 田中光学天体観測室
撮影機材等:
屈折式望遠鏡(D=10cm、F13)、SBIG STL-11000XM、ThousandOak社製 プロミネンスフィルタ
トーンカーブ変換
コメント:

二日前この黒点が太陽縁にあったとき、大きくきれいなループ上のプロミネンスが観察できました。 まだ活発的なようで、この映像でもプロミネンスが噴出しているようにも見えます。

「嵐の後の月と金星」(平尾始さん)

(嵐の後の月と金星の写真 1) (嵐の後の月と金星の写真 2)

タイトル:
「嵐の後の月と金星」
撮影者:
平尾 始
撮影日時:
(1枚目)2005年9月7日 18時19分
(2枚目)18時42分
露出は、1、2枚目ともに自動露出
撮影地:
東京都練馬区
撮影機材等:
Rimax DV-Xcam6e (fl=8.3mm F=3)
コメント:

(1枚目)中国製デジタルビデオカメラの静止画モードでの撮影です。台風の強風がまだ残る中、夕焼け・流れる雲・月と金星の美しいアンサンブルを急いで撮りました。

(2枚目)同じアングルから撮影した23分後の月と金星です。動きがわかります。

2005/09/09

国際宇宙ステーション(ISS)への補給ミッション(19P)打上げ成功

国際宇宙ステーション(ISS)への物資補給のため、無人のプログレス補給船がソユーズロケットによって日本時間9月8日(木)22時8分、バイコヌール宇宙基地(カザフスタン共和国)から打ち上げられた。ISSとのドッキングは、日本時間9月10日(土)23時50分の予定。プログレス補給船は、ISSに滞在している2名のクルーへ飲料水や酸素、食料、予備品を届ける予定。

太陽X線観測衛星「ようこう」(SOLAR-A)が9月12日ごろ大気圏再突入

1991年8月30日に内之浦宇宙空間観測所から打上げられ、世界で初めてフレア等の爆発現象が太陽コロナ中の「磁気リコネクション」現象であることを明らかにした太陽X線観測衛星「ようこう」(SOLAR-A)が、まもなく寿命を全うし大気圏に再突入する。

再突入時衛星の構成物は、焼損して消滅するため、地上に落下してくることはないと解析されている。現在の見通しでは、9月12日ごろ大気圏に突入する可能性が高い。

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「夏も終わり」(池田富士夫さん、キヤノン EOS Kiss Digital)

(夏も終わりの写真)

「わし座の暗黒星雲 B142,143」(寺嶋博さん、ニコン D70)

(わし座の暗黒星雲 B142,143の写真)

「天の川など」(宮坂雅博さん、キヤノン EOS-1D Mark II)

(コスモスの星空の写真) (秋夜の原村の写真)

2005/09/07

小惑星探査機「はやぶさ」が、イトカワの自転を捉えた

小惑星探査機「はやぶさ」は、小惑星イトカワまで、あと500キロの距離に近づいた。最新画像から作成された動画からイトカワの自転の向きが予測通りであることが明らかにされた。

日本の小惑星サンプルリターン計画である小惑星探査機「はやぶさ」から届いた 新しい画像は計20枚。これは、9月5日イトカワから700キロの距離から撮影されたもの。画像から作成された動画には、イトカワの自転の半分が記録されており、自転の向きが予測通りであることが明らかにされた。「はやぶさ」は、今月中旬にイトカワ近傍に静止、10月中旬から観測を開始する。

2005/09/05

南半球最大、南アフリカ大望遠鏡がファーストライト

南半球最大の光学望遠鏡、かつ分割式の口径としてはケック望遠鏡と肩を並べ世界最大となる南アフリカ大望遠鏡(Southern African Large Telescope; SALT)が初めて捉えた干潟星雲の画像が公開された。

SALTは、各国政府機関と大学研究機関が参加する国際共同プロジェクトとして、5年前にカラハリ砂漠で建設が開始された。91枚のパネルから成る10メートルの分割鏡と11メートルの六角形の開閉式ドームから成るこの望遠鏡は、今後大・小マゼラン雲に存在する数千もの星たちの個々の姿や、その他「星の宝庫」といえる南天に広がる天体を観測する。SALTの立地条件は、世界で最も公害が少なく、シャープな画像に期待が高まっている。(ファーストライトの画像は、以下のSALTのホームページで公開されている)

天文関連書 新刊情報

オーロラ旅物語
田中達也文・写真 東京書籍
本体1500円 A5判 / 131p
ISBN 4-487-80086-2

デジカメによる写真投稿

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「金星、木星、そしてスピカ」(久保庭敦男さん、ニコン D70)

(金星、木星、そしてスピカの写真 1) (金星、木星、そしてスピカの写真 2) (金星、木星、そしてスピカの写真 3)

画像から 「【投稿画像集】2005年9月 金星と木星の接近」へリンクしています。オリジナル画像や撮影データなどをご覧いただけます。

「星団、星雲」(大貫弘毅さん、キヤノン EOS Kiss Digital)

(M27の写真) (M2の写真) (M52の写真) (M45の写真) (M42の写真)

「金星、木星」(wataさん、サンヨー DSC-J4)

(夕空の金星と木星の写真)

画像から 「【投稿画像集】2005年9月 金星と木星の接近」へリンクしています。オリジナル画像や撮影データなどをご覧いただけます。

「天の川」(今井潔志さん、ペンタックス *ist DS)

(天の川の写真 1) (天の川の写真 2)

2005/09/02

8ヶ月間の観測期間延長目指す、ハッブル宇宙望遠鏡

NASAは、ハッブル宇宙望遠鏡の3つのジャイロスコープのうちの1つを停止させた。同望遠鏡の技術者たちは、残る2つのジャイロスコープのみを作動させることで、観測可能期間がさらに8ヶ月間、2008年中旬まで延長されることを期待している。なお、NASAでは、次回打ち上げられるスペースシャトルが無事成功を収めれば、新しいバッテリーやジャイロスコープ、観測機器などの輸送計画について検討に入る意向を発表している。

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「夏の天の川」(HISAさん、キヤノン EOS 20D)

(カシオペヤから白鳥座の写真) (夏の終りのいて座の銀河の写真)

「オリオン大星雲」(森栄二さん、キヤノン EOS 350D)

(真夏のオリオン大星雲の写真)

「天の川など」(佐藤崇さん、カシオ QV-3000EX)

(星空の八島湿原雲の写真) (天の川などの写真)

「金星と木星」(佐藤崇さん、カシオ QV-3000EX)

(金星と木星の写真)

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「デネブ付近」(新田直也さん、ニコン D70)

(デネブ付近の写真)