すばる望遠鏡での高校生の体験観測 〜 「すばるマカリィ・スクール」参加高校決まる 〜

【2005年6月13日 国立天文台 アストロ・トピックス(109)

アストロ・トピックス(94)で紹介したすばる望遠鏡での高校生の観測体験には、全国から27高校(138名)の応募がありました。書類審査で選ばれた5つの高校が6月10日(金)、国立天文台三鷹で開催された公開面接審査会に臨みました。どれも優れた研究計画でしたが、厳正なる審査の結果、次の2校が選出されました。

          成蹊高等学校 「すばる望遠鏡を用いた系外惑星探査」
          長野工業高等専門学校 「水素輝線による銀河の相互作用の観測」

この2校の皆さん(計9名:引率の先生を含む)が、夏休み中の8月8日(月)〜13日(土)に国立天文台ハワイ観測所を訪問し、ハワイ時間の10日夜(日本時間で11日午後)にすばる望遠鏡で観測を行います。

この観測の様子は、科学技術館(東京都千代田区)で行われる公開講演会にてインターネット中継される予定です。「すばるマカリィ・スクール」は、アストロ・トピックス(94)でご案内した「科学しよう 第一回 〜 すばる望遠鏡で科学しよう 〜」が、平成基礎科学財団の都合により自然科学研究機構国立天文台と(財)天文学振興財団の主催行事に変更になったものです。主催者は一部変わりましたが、予定通りイベントは実施されます。

8月11日の公開講演会も引き続き参加者募集中です。たくさんの中学生・高校生の参加をお待ちしております。

          公開講演会「すばるマカリィ・スクール」

日 時: 日本時間 2005年 8月11日(木) 午後2時〜4時(予定)
会 場: 科学技術館 地下1階「サイエンスホール」
プログラム:
          講演 海部宣男(国立天文台長)
               「すばる望遠鏡が解き明かす宇宙の謎」
          講演 唐牛 宏(国立天文台ハワイ観測所長)
               「すばる望遠鏡の仕組み 〜 マウナケア山頂からの実況報告 〜」
                                            (すばる望遠鏡制御室より中継)
          成蹊高校、長野工専による観測実習の様子の紹介
           および会場との質疑応答

公開講演会の参加応募要領:
          1.応募資格:どなたでもご応募できます。
                      特に中学生・高校生は歓迎いたします。
          2.応募申込方法:官製「往復はがき」または「E-mail」に、必要事項記入。
          (1)氏名 (2)現住所 (3)学校名(中高生の場合) (4)学年(中高生の場合)
          (5)「すばるマカリィスクール」講演会参加希望と明記。
          (注)*「返信はがき」には、必ず本人の氏名、現住所を記入のこと。
                *「往復はがき」「E-mail」は1件につき応募者1名または1家族。
          3.応募申込締切日:7月12日(火) 消印有効
          4.定員:400名 (先着順にて定員になり次第締め切ります。)
          5.入場:無料(参加を認められた「返信はがき」
                  または「返信メール」が入場券となります。)
          6.応募申込先:〒181-8588
            東京都三鷹市大沢2-21-1 国立天文台 広報普及室
            「すばるマカリィ・スクール」事務局 宛
            E-mail:office-science@pub.mtk.nao.ac.jp

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