【新製品情報】キヤノン、手ブレ補正機構つき双眼鏡「10×42 L IS WP」を発表

【2005年2月4日 キヤノン株式会社/キヤノン販売株式会社

キヤノン双眼鏡10×42 L IS WP

対物レンズセル外周に「L」を意味する赤いラインが配された「10×42 L IS WP」(提供:キヤノン販売株式会社)

キヤノンから、手ブレ補正機能と防水性能を持った「キヤノン 双眼鏡 10×42 L IS WP」が発売される。

口径42mm、倍率10倍で、射出ひとみ径は4.2mm。キヤノンの手ブレ補正機能を持つ双眼鏡のほとんどが、射出ひとみ径3mm前後とやや小さめであったが、星空のバックグラウンドの明るさを考慮すると、日本国内での天体観望に適した射出ひとみ径は4〜5mm程度と言われているので、きわめて天体観望向きの仕様である。また、見かけ視界は65度と広角の設計となっている。

さらに型番が示すように、キヤノンの超高性能レンズだけに与えられる「L」の称号(Luxuryを意味する)を冠した初の双眼鏡で、その光学性能の高さには期待が持てる。もちろん、従来の手ブレ補正双眼鏡と同じバリアングルプリズムを使ったIS(イメージスタビライザー)も搭載している。電源は単3型電池2本。防水機能も併せ持ち、夜露に濡れることも少なくない天体観望時でも安心して利用できる。

定価は180,000円、3月5日発売予定。

「キヤノン 双眼鏡 10×42 L IS WP」の主な製品仕様

型式: プリズム双眼鏡
倍率: 10倍
対物レンズ有効口径: 42mm
実視界: 6.5°(1,000mにおける視界:114m)
対物レンズ構成: 3群4枚
接眼レンズ構成: 5群7枚
射出瞳径: 4.2mm
アイレリーフ: 16mm
プリズム形式: ポロII型プリズム
ピント調整方式: 対物レンズ繰り出し方式
ピント調節つまみの回転によるマニュアルフォーカス
左右視度差調整方式: 右眼側接眼レンズの繰り出しによる(±3.0dpt)
最短合焦距離: 2.5m
手ブレ補正 方式:バリアングルプリズムによる光学補正方式
補正角度:±0.8°
電源:単3形乾電池×2本
消費電力:1W
連続駆動時間:約2.5時間(常温(25℃)で単3形アルカリ乾電池を使用した場合)
寸法:137(幅)×175.8(奥行き)×85.4(高さ)mm
質量:1,030g(本体のみ)
価格: 180,000円
発売日: 3月5日発売予定

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