12 月 3 日の小惑星アウグスタによる恒星食の改良予報

【2001年11月28日 佐藤 勲 氏 ONM No. 599】

12月3日(月)に起こると予報されていた小惑星(254)Augusta(15.3等)による20 Tau(3.87等)の掩蔽は、アメリカ海軍天文台(USNO)などでの観測を基にした筆者の改良予報によって、同日25h28mごろ、西日本で見られる可能性が高いことがわかりました。

隠される恒星の2000年分点の位置は、赤経03h45m49s6080±0''.009, 赤緯+24°22'03''808±0''.007で、プレヤデス星団の中にあります。一方、隠す小惑星の推定直径は12km、視直径は0''.011で、改良予報での暦の精度は0''.037です。

名目上の掩蔽帯は、三重県、奈良県、和歌山県、香川県、広島県、山口県などを通っており、ここを中心に近畿、中国、四国地方が可能性圏内にあります。現象が起これば、最長1秒間にわたって11.4等級の減光が起こります。今年予報されている最も明るい現象です。

詳しいお問い合わせは、佐藤 勲 氏(E-mail ANA65381@nifty.ne.jp)までお願いいたします。

さらなる改良予報が出た場合は、電子メールや電話、アストロアーツのホームページでも情報を流します。また、観測報告は、eGroupに参加登録の上(eGroupにログイン)、occultation@egroups.co.jpに投稿して下さい。(プロフィールを記入されませんと、参加登録されません。)

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