すばる望遠鏡、宇宙を見通す

【2001年5月1日 すばる望遠鏡プレスリリース (2001.04.30)

ハワイ・マウナケア山頂に設置された日本が誇る口径8.2メートル「すばる望遠鏡」。そのファーストライト (初観測) の直後に撮影された「すばるディープフィールド」のデータを、国立天文台、東大、京大の合同チームが解析した結果、この画像には宇宙の果てまでに存在している銀河起源の近赤外光の90%以上が、個々の銀河として写っていることが判明した。これはハッブル宇宙望遠鏡 (HST) で撮影された「ハッブル・ディープフィールド」の結果を凌ぐもので、「すばるディープフィールド」が宇宙を最も奥深くまで見通した画像であることを示しており、銀河からの光についていえば、すばるはまさに「宇宙をほとんど見通した」といえる。

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