小惑星による恒星食の予報 (4月)
【2001年4月2日 佐藤 勲 氏 ONM No.573 (2001.04.02)】
4月の小惑星による恒星の掩蔽予報を掲げます。
90点以上の現象は好条件、100点以上の現象は、高い割合で観測に成功しています。点数の高い現象ほど、改良予報のための位置観測や、現象の観測を優先的に行なって下さるようお願いします。1mas=0".001です。◎,○のついた現象は、新たな改良予報が出なくてもマークして下さるようお願いいたします。
- 4日のヘラルドは、全国が可能性圏内ですが、低空の現象で、小惑星の直径は、わずか11kmです。
- 7日のパレスは、中部日本を中心に、本州、四国地方が可能性圏内です。恒星の位置の誤差が大きいため、改良予報の精度の向上は期待できません。
- 22日のペラーガは、北海道の北を通る見込みです。
- 29日のベラは、西日本方面を通る見込みで、キャンペーンを張ります。
月 日 JST 小惑星 直径継続減光 恒星名 光度 赤経(J2000)赤緯 点 h m 番号 名前 km 秒 等 等 h m s ゚ ' 数 4 4 25 46 3696 Herald 11 2 12.5 HIP 078105A 5.1 15 56 53 -33 58.0 82 ○4 7 23 10 49 Pales 150 11 1.6 TYC493000703 11.9 11 33 39 -01 40.6 84 4 22 26 34 554 Peraga 96 8 1.4 TYC618000947 11.7 15 00 41 -21 40.5 81 ○4 29 25 34 695 Bella 48 10 3.2 TYC736501998 10.3 17 12 12 -33 37.0 87 |
改良予報の掩蔽帯図を
に掲載しています。ここには、2001年の現象の改良予報も掲載されており、世界で最も早く改良予報が見られるサイトです。
さらなる改良予報が出た場合は、電子メールや電話、アストロアーツのホームページでも情報を流します。また、観測報告は、
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