アトランティス号、2日遅れでエドワーズ空軍基地に着陸

【2001年2月21日 NASA STS-98ステータスレポート#27 (NASDA訳) (2001.02.21)

国際宇宙ステーション (ISS) にアメリカ製実験棟「デスティニー」を取り付ける任務を終えたスペースシャトル・アトランティス号 (STS-98/国際宇宙ステーション組み立てフライト5A) は、アメリカ中部標準時間2月20日午後2時33分 (日本時間2月21日午前5時33分)、カリフォルニア州エドワーズ空軍基地に着陸した。飛行時間は12日と21時間21分だった。

アトランティス号の帰還は当初アメリカ時間18日の予定であったが、着陸地点のフロリダ州ケネディー宇宙センター (KSC) の天候が思わしくなく、見送られた。KSCの天候はアメリカ時間19日も思わしくなく、アメリカ時間20日になっても回復しなかった。このため着陸地点を代替基地であるカリフォルニア州エドワーズ空軍基地に変更しての着陸となった。

今回のフライトはシャトル史上102回のフライトで、エドワーズ空軍基地への着陸は47回目だった。アトランティス号は今後、特別仕様のボーイング747型航空機の背に載せられて打ち上げ地点であるKSCに空輸されることになる。

次回のシャトルの飛行は、3月8日打ち上げ予定のディスカバリー号 (STS-102/国際宇宙ステーション組み立てフライト5A.1) だ。STS-102では、第2次滞在クルー3名がISSに送り込まれ、交代に第1次滞在クルー3名が地球に帰還することになる。なお、第2次滞在クルー3名は、アメリカ人宇宙飛行士2名 (うち1名は女性)、ロシア人宇宙飛行士1名からなる。

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