世界初、フルカラーデジタルプラネタリウム

【2000年7月19日 ミノルタプラネタリウム】

MEDIAGLOBE
投映例

ミノルタプラネタリウム(株)は、世界初のフルカラーデジタルプラネタリウム「メディアグローブ」を発表した。

従来のデジタルプラネタリウムは単色しか表現できなかったが、今回の新製品は、フルカラーで星空を投影することが可能だ。 これまでの機械式プラネタリウムの星像のシャープさには及ばないもの、全天に星座絵やグリッドを投影したり、天体の光跡を投影するなど、デジタルならではの機能アップが図られている。 また、これまでの機械式プラネタリウムは、星座投影機や惑星投影機の調整が必要だったが、メディアグローブでは、自動的に計算し投影されるので、メンテナンスの面でも格段に進歩している。


さらに、注目すべき点は、日時と場所を指定するだけで日の入りから始まって日の出で終わる宵の星座解説を自動的に行なう機能がついていることだ。 天文知識のあるオペレータがいなくても定番の星空解説が行なえるというわけだ。 もちろん手動操作も簡単にできるようになっているので、腕に覚えのあるオペレータが力を発揮できるようになっている。

また、デジタルプラネタリウム機能と同等またはそれ以上の機能として、全天周CG投影機能が備わっている。 対応するドームも直径3メートルから6メートルまでのものと小型になっていて、これまでのプラネタリウムだけでなく、学校や商業施設への導入も重視し、販売数の増加を狙っている。

実際の発売は、来春を予定しているとのこと。 気になるお値段は、投影機とドームを含めて2,000万円以下を考えているとのこと。 これからのマーケティングで価格を決定していきたいという。

MEDIAGLOBE

なお、次の日程で新製品発表会が行なわれる。
ミノルタコミュニケーションプラザ大阪(8月9〜30日)、
ミノルタコミュニケーションプラザ東京(9月5〜29日)。

大阪会場
開催期間8月9日(水)〜8月30日(水)
10:00〜17:00(土・日及び14日〜18日はお休み)
会  場●ミノルタコミュニケーションプラザ大阪
●大阪市中央区安土町2-3-13大阪国際ビル2階
東京会場
開催期間9月5日(火)〜9月29日(金)
10:00〜17:00(土・日・祝日はお休み)
会  場●ミノルタコミュニケーションプラザ東京
●東京都港区高輪2-19-13 NS高輪ビル1階

また、21日より開催されている「21世紀 夢の技術展」において、 国立天文台のブースで「メディアグローブ」を使った展示が行われている。

21世紀夢の技術展
7月21日(金)〜8月6日(日)東京ビッグサイト
開館時間 10:00〜19:00(金・土曜日は21:00まで)
●入館は閉館30分前まで●7月21日のみ11:00開場
●入場料金:大人1,500円(前売1,000円)