ハッカーはシャトル乗員に危険を及ぼしていないとNASA

【2000年7月4日 NASA NEWS RELEASE: 00-102 (2000/7/3)】

先日、イギリスBBC放送が、1997年のスペースシャトル・ミッション中のハッカーの侵入が、シャトルの乗員の安全を脅かしたという報道を行なったが、これは誤りである。

NASAの監査官室が、1997年9月のスペースシャトル・ミッションSTS-86の最中に、定常の医療情報の通信に、ハッカーの侵入の影響によりわずかに遅れが出ていたことを発見した。しかし、わずかな遅れは伴ったものの通信自体は無事成功していた。

さらに、遅れが出たのは、地上におけるコンピュータ間での情報の転送においてであり、シャトル〜地上間の通信そのものには全く影響は出ていなかった。

なお、この1997年の出来事は、現在NASAの監査官室において詳しい調査が行なわれている。

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