南アフリカに謎の金属球が落下

【2000年5月2日 BBC News (2000/5/1)

南アフリカに2つの謎の金属球が空から相次いで落下し、現地の人々を悩ましている。1つは4月27日にCape Townから100kmほど離れたWorcester近くの農場に落下したもので質量30kgほどのもの。もう1つは4月30日にCape Town郊外のDurbanvilleの農場に落下したもので、質量50kgほどのもの。2つめの球体は、幅約1メートル、長さ約1.5メートルに達する大きなもので、一方の端にはバルブのようなものがついている。現地の人たちは、正体の確認を望んでいる。

現地の人の話によると、1つめの金属球の落下時には2回の大きな銃声のような音がし、輝く火の玉が落下するようすを目撃したという。落下地点には深さ20cmほどの痕ができ、白熱した物体が冷めてさわれるようになるには1時間半以上もかかったそうだ。また、2つめの金属球の落下時にも大きな銃声のような音がしたという情報が寄せられている。

The Star誌よると、ある天文学者は、それらは恐らく落下した人工衛星の一部だが、ちゃんと確認されるまでは確かなことは言えないと語っている。ただ、NASAがその時間帯にペガサス衛星の部品の落下を予報しており、その可能性もありそうだ。