2002年末までに宇宙放送局が実現?

【2000年4月13日 Yahoo! / Reuters (2000/4/11)

宇宙船用居住モジュール建造を含む商用事業を手がける米スペースハブ(SPACEHAB)社は11日、スペース・メディア(Space Media)社と呼ばれる子会社を設立した。スペース・メディア社は宇宙からのニュース放送やエンターテイメント放送、広告などの事業を手がける。

スペースハブ社は2002年末までに国際宇宙ステーション(ISS)向け放送棟「エンタープライズ」の運用を開始することを目指しており、その建造、打ち上げ、そしてISSとのドッキングのため、ロシアのエネルギア社(スプートニクからミールにいたるソビエトの宇宙船の建造会社)との協力協定を結んでいる。

「エンタープライズ」といえば「宇宙、そこは、最後のフロンティア(未開拓地)……」のナレーションで始まる人気テレビシリーズ「スター・トレック」に登場する宇宙船の名前として有名だが、スペースハブ社によると、名前が同じなのはただの偶然だそうだ。

「宇宙は人間にとってもっとも偉大かつもっともエキサイティングなフロンティアです。それは我が家でもあり、我々はそこに住んでいるのです。」スペースハブ社社長兼代表取締役であるShelley Harrison氏は記者会見においてそう語った。