太陽が地球に磁気嵐を浴びせる

【2000年2月18日 Discovery.com (2000/2/17)

先週末2月12日に地磁気の嵐が発生し、この影響で米国ウィスコンシン州では一部の電灯が明滅するなどし、南半球ではニューイングランドまで広がる大きなオーロラが観測された。また、一部の衛星に一時的に影響が出た。この磁気嵐は太陽の中程度の規模のフレアにより放出された高エネルギー荷電粒子が地球に到達することによって引き起こされた。

11年周期の太陽活動は今年春あたりに再び最盛期を迎えるが、今回の磁気嵐はそれに伴うもの。太陽の活動がより活発になるにつれ、このような磁気嵐はより頻繁に発生する可能性がある。より大規模なフレアからの放出が地球に到達することがあれば、より大きな影響が発生することになるだろう。